中盤での攻防が予想されるデ・ブライネ(左)と遠藤。(C)Getty Images

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 リバプールで欠かせない存在になった遠藤航は、大一番でも活躍が期待されている。

 3月7日に行われたヨーロッパリーグのラウンド16第1レグ、敵地でのスパルタ・プラハ戦でも5−1の快勝に貢献した遠藤。クラブ月間最優秀選手に選ばれた12月以降、ユルゲン・クロップ監督からも絶賛されてきた活躍ぶりは周知のとおりだ。

 プレミアリーグで首位に立つリバプールは、10日の第28節で2位マンチェスター・シティとの首位決戦に臨む。1ポイント差の両チームの対決は、リーグタイトルの行方を左右するビッグマッチだ。リバプールは勝てば差を4ポイントに広げられる。逆に負ければ、3位転落もあり得る状況だ。

『90min』は3月7日、天王山で注目すべき4つのマッチアップを取り上げた。フィルジル・ファン・ダイク対アーリング・ハーランド、ダルウィン・ヌニェス対ルベン・ディアス、アンドリュー・ロバートソン対フィル・フォデンとともに、遠藤対ケビン・デ・ブライネがピックアップされている。
【動画】遠藤の猛プレスが呼び込んだリバプールの劇的決勝弾
 同メディアは「エンドウのリバプール移籍の経緯を考えれば、これだけの規模の試合における最も重要なバトルのひとつに彼が関わると考えるのは信じられないことだ」と報じた。

「日本代表がピッチに立つときのリバプールは、より中盤をコントロールできるようだ。そして彼を起用することで、アレクシス・マカリステルの位置を上げ、クリエイターにすることができる」

「シティ戦でエンドウの主な仕事はひとつ。できるだけデ・ブライネのクリエイティビティーを抑えることだ。直近のデ・ブライネはベストの調子を取り戻している様子だけに、うらやましい任務とはならないだろう」

 遠藤はデ・ブライネを苦しめ、チームを勝利に導くことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部