by Gamerscore Blog

ゲーム販売を手がけるElectronic Arts(EA)が、全世界の従業員の5%に相当する約670人を解雇することがわかりました。

Continuing to evolve our business and teams

https://www.ea.com/news/continuing-to-evolve-our-business-and-teams



EA to Lay Off Around 670 Workers, Sunsetting Games, 'Moving Away From Future Licensed IP' - IGN

https://www.ign.com/articles/ea-to-lay-off-around-670-to-advance-the-way-we-work

Electronic Arts is laying off 5% of its workforce | VGC

https://www.videogameschronicle.com/news/electronic-arts-is-laying-off-5-off-its-workforce/

2024年2月28日、EAのアンドリュー・ウィルソンCEOが全社員向けにメッセージを発信し、「会社変革が従業員の5%に影響する」という表現を用いて解雇の予定を通達しました。

ウィルソンCEOによると、プレイヤーのニーズとモチベーションが大きく変化する中、EAは変革をリードしており、ファンが求める幅広い体験に適応しているとのこと。そうした変革の中で「成功するとは思えないIP」を削る必要が生じたそうです。



関係者がゲーム系メディアのVideo Games Chronicleへ語ったところによると、今回の人員削減の一環として、開発中だったスター・ウォーズのFPSがキャンセルされたとのこと。このゲームは2022年にその存在が明らかになったもので、EA傘下のRespawn Entertainmentのチームが手がけていることがわかっていました。Video Games Chronicleの取材に対してEA最高責任者のローラ・ミーレ氏は事実を認め、自社が所有するIPを軸にした新しいプロジェクトに注力することにしたと語りました。

また、ウィルソンCEOの発表に合わせ、Battlefieldのシングルプレイ専用ゲームを開発していたスタジオ・Ridgeline Gamesが閉鎖されています。一方でアイアンマンやブラックパンサーをベースにしたゲームは今後も開発が続けられるとのこと。



ウィルソンCEOは「プロジェクトを削減して集中力を高めることで、創造性を高め、イノベーションを加速させ、自社IP、スポーツ、大規模オンラインコミュニティなどの最大のビジネスチャンスを倍増させることができます。コミュニティーを構築し、カルチャーを形成するような、より深く、よりつながった体験を世界中のファンに提供するために、会社運営の合理化を進めています」と語りました。