「CAPCOM CUP X」で優勝した台湾のUMA(Kagami)=twitter.com/CapcomFightersから

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(台北中央社)対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター6」の腕前を競う世界大会「CAPCOM CUP X」は26日、米カリフォルニア州で決勝が行われ、台湾から出場したUMA(Kagami)が香港の選手を3−0で下し、優勝した。賞金100万米ドル(約1億5千万円)を獲得した。

昨年6月に発売された同ゲームの初代世界王者を決める大会として、発売元のカプコンが主催。決勝には世界各地やオンラインで行われた予選を勝ち抜いた48人が参加した。

UMAは試合後のインタビューで、家族の支えがあったからこそ優勝できたと感謝の気持ちを表明。賞金が100万ドルだと発表された時に「チャンピオンの座をつかんでやる」と誓ったと笑みを浮かべながら語った。

中央社の取材に応じたUMAは、優勝を遂げた瞬間は夢がかなったような感覚を受けたと振り返った。また、主催者から航空券や宿泊費などが提供されたため、大会には300ドル(約4万5千円)だけ持参して参加したと明かした。巨額の賞金を手にしたことについて、これからもいつも通りの生活を送っていくとしつつ、英語や日本語の能力を伸ばしたいと話した。

今後は世界最大級とも称される格闘ゲームの大会「Evolution Championship Series」などに参加する予定だと言及。2026年に愛知県で開催されるアジア競技大会にも出場したい考えを示した。

(陳容琛/編集:田中宏樹)