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主演のファンタジー映画の全世界累計興行収入が6億ドルを突破した。2023年公開作品では、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』や『リトル・マーメイド』『トランスフォーマー/ビースト覚醒』といった競合スタジオの大作映画を上回り、現在も記録を伸ばし続けている。

好調の本作といえば、主人公ウィリー・ウォンカの若き日々を描いた1作。劇中ではチョコレート工場長になるまでの姿に焦点が当てられたが、その後の物語も見てみたい。きっとそう思うファンも多いはずだが、監督を務めたポール・キングと米ワーナー・ブラザースは続編の可能性を模索しているようだ。

「間違いなく私たちも検討していることです」。キング監督は米で続編が検討段階にあることを認めている。一方で製作を急いでいるわけでもなく、ゆっくりと時間をかけて取り組んでいく姿勢のようだ。

「私たちの映画とジーン・ワイルダー版には50年の間が空いています。一拍待つことだってできますし、もし物語のアイデアが浮かばないんだったら、始まり、中間、終わりというように独立したものとして成り立つ作品でもあります。もしワクワクするものが思い浮かぶのであれば、ウンパルンパが複数いたって良いですよね。パシャパシャと跳ねているアイデアはいくつかありますけど、私たちにはまだ物語がない。何が起こるかは様子見ですね。」

キング監督がマイペースに進めても良いと思えるのは、プロデューサーを務めるデヴィッド・ハイマンのおかげでもあるようだ。これまで『パディントン』シリーズでも仕事を共にしてきたキング監督には、ハイマンの好きな言い回しがあるのだという。「彼は“何が思い浮かぶか考えてみよう。それから、それを作りたいかどうかを見てみようじゃないか”と言ってくださるのですが、これがものすごく安心させてくれるんです」。

ちなみに続編については、主演のティモシー・シャラメも実現を望んでいた1人。「もし語られるべき物語があるなら、もちろんです。明らかにありますよね」と。

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