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『スパイダーマン』ソニー・ピクチャーズによる最新作が公開中だ。マーベル映画でお馴染みの「おまけシーン」は、本作にも存在するのだろうか?S・J・クラークソン監督が、その裏側について海外メディアで語っている。

この記事には、『マダム・ウェブ』のネタバレが含まれています。

この記事には、『マダム・ウェブ』のネタバレが含まれています。

© & 2024 MARVEL 『マダム・ウェブ』にはおまけシーンが存在しない理由

マーベル映画では、エンドロールの途中や終了後におまけシーンが挿入されるのが定番だ。ソニー・ピクチャーズのシリーズでもお馴染みとなっていたが、『マダム・ウェブ』におまけシーンはナシ。エンドロール後に何かが見られると考えていた観客は、少々意外に思ったことだろう。

S・J・クラークソン監督が米に語ったところによれば、実際にはおまけシーンを取り入れようという案もあったらしい。「いくつか考えたこともあったのですが」と話しているクラークソンだが、結局採用しなかった理由は、本編内で「全てを語っただろうという思いだった」ため。「ネタバレはしたくないけれど、ストーリーの終わり方、エンディング、そして、"とあるもの"がありますからね」「エンディングであるものが与えられますから。観てもらえればわかると思います」。

『マダム・ウェブ』結末では、エゼキエル・シムズの戦いによって視力を失ったキャシー・ウェブが、ジュリア、マティ、アーニャの3人と家族のように過ごしている姿が描かれる。彼女が見る未来で、3人の少女はヒーローとして活躍しているようだ。原作コミックと同じように、マダム・ウェブは盲目の能力者として、彼女たちの戦いをサポートしている。

クラークソン監督は、今後の展開を予告するようなこのラストシーンこそが、おまけシーンに相当するものであることを説明。さらに、「彼女には予知能力があるから、おまけシーンを先に見ることができるんです。だから、あのシーンは前に持ってこられたというわけです」と、キャシー・ウェブの予知能力によって観客はエンディング前に見ることができたのだと、ユーモアのこもった理由も話している。

現時点で『マダム・ウェブ』の今後の再登場は未定。ソニー・ピクチャーズのスパイダーマン映画シリーズでは、2024年に『クレイヴン・ザ・ハンター』と『ヴェノム3(仮題)』が登場予定だ。ヴィラン映画が続くことになるが、知名度の低いマダム・ウェブをわざわざヒーローサイドで単独映画化したのには、それなりの理由があるはず。キャシーがラストシーンのビジョンで見たように、3人のヒーローたちと共に帰ってくると信じたい。

『マダム・ウェブ』は公開中。

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