スコセッシ、「賢人」役で映画出演へ ─ オスカー・アイザック&モモア&ガドット共演のクライムミステリー、「小さいが力強い」役どころ

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『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023)などの巨匠マーティン・スコセッシの俳優としての次回作が判明した。『永遠の門 ゴッホの見た未来』(2018)のジュリアン・シュナーベル監督の新作クライムミステリー『In the Hands of Dante(原題)』に出演すると米が報じている。

映画監督として広く知られるスコセッシだが、俳優としても不定期で活動している。『In the Hands of Dante』は、バチカン図書館で発見された12~13世紀の詩人ダンテ・アリギエーリによる詩『神曲』の手書き原稿をめぐるクライム・ミステリー。スコセッシは、『神曲』執筆時のダンテに影響を与える賢人役を演じる。「小さいが、力強い」役だと伝えられている。スコセッシは製作総指揮を兼任した。

本作には豪華俳優陣が出演。主人公ダンテ役のオスカー・アイザックをはじめ、ジェイソン・モモア、ガル・ガドット、ジェラルド・バトラー、アル・パチーノらが名を連ねている。イタリアで撮影が行われ、現在はニューヨークで編集作業が行われているという。シュナーベル監督は編集段階の映像でスコセッシの演技を見た際、その強烈ぶりに感銘を受けたとされている。

スコセッシはこれまでに、黒澤明監督『夢』(1990)でのゴッホ役やロバート・レッドフォード監督『クイズ・ショウ』(1994)、実娘のキャシー・スコセッシが共同監督を務めた『バーチャル・コード』(2015)などの映画に出演。自身の監督作にもよくカメオ出演しており、直近では『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』に重要な役どころで登場した。

ちなみに、“監督”マーティン・スコセッシとしての次回作はイエス・キリストを題材とした映画。『沈黙 -サイレンス』(2016)に続き、遠藤周作の『イエスの生涯』を原作とするという。

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