遠藤への批判に地元メディアが反論した。(C)Getty Images

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 まさかの発言が波紋を広げている。

 リバプールの遠藤航は、アレクシス・マカリステルの故障をきっかけにアンカーでスタメンの座を勝ち取るとハイパフォーマンスを継続。アジアカップを挟んでも、レギュラーの座をキープしている。

 そんな日本代表MFを批判したのが、トッテナムとアストン・ビラを指揮した経験がある元イングランド代表MFのティム・シャーウッド氏だ。4−1で快勝した週末のブレントフォード戦におけるリバプールのパフォーマンスをこうこき下ろしたのだ。

「彼らはとても速いが、私は彼らの中盤が好きではなかった。本当に気に入らないね。あのポジション(インサイドハーフ)の(アレクシス・)マクアリステルは嫌いだし、遠藤は好きじゃない。彼らのパスレンジは、素早い。だから、ディフェンダーに決して余裕を与えないんだ」

 これに「かなり不可解な批判だ」と反論したのが、リバプールの専門メディア『EMPIRE OF THE KOP』だ。

「クロップ監督のチームにおけるの遠藤の主な任務は、昨シーズンに非常に欠如していた中盤の支配的な執行者となることだ。彼は賞賛に値するほどその役割を果たし、土曜日のブレントフォード戦でも素晴らしいパフォーマンスを見せた」
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 そう綴った同メディアは「プレミアリーグで監督を務めた者として、シャーウッドは、チーム全体の利益のためにポゼッション以外で熱心に努力した31歳の選手をもっと高く評価するべきだ」と続けている。

「日本代表のキャプテンがファンを席から立たせるような瞬間をコンスタントに生み出さないからといって、彼がリバプールで貴重な貢献者ではないというわけではない。彼はシーズン初めにわずか1600万ポンドで、バーゲン価格で加入したのだ」

『EMPIRE OF THE KOP』は「(ユルゲン・)クロップ監督や遠藤のチームメイトに尋ねれば、彼がより広い意味でチームにもたらす資質を考慮すると、彼のパスの幅について何の疑問も持たないはずだ。シャーウッドのコメントを聞いて、レッズファンは信じられないという顔をするかもしれない」と締めくくっている。

 到底納得ができないコメントだったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部