セイコーマート

写真拡大

北海道を拠点とするコンビニチェーン「セイコーマート」の客が2023年12月、レシートのデザインが3週連続で変わっているとX(ツイッター)で伝え、「季節感すごい!」「遊び心満載」と話題になっている。クリスマスならではの絵柄だ。実施経緯を取材した。

取り組みはコロナ禍に開始

セイコーマートは1971年に札幌市の1号店から始まり、1186店(23年11月末時点。北海道1090店、茨城県87店、埼玉県9店)が展開されている。

話題のきっかけは、3週連続で来店したXユーザー・ひろみん(@hiromin9segaaya)さんが11日、「レシートが変化しとる」とロゴ横のイラストが異なる3枚を紹介したこと。

最初は、山のようにも見える三角形の頂点に丸い図形が重なった状態だ。徐々に、その正体である帽子を被ったサンタクロースが、袋を背負って現れてくるというデザインになっている。

投稿は8万件超の「いいね」を集め、「アドベント...レシート?」「季節感すごい!」「遊び心満載でセコマさすが!かわいくて、だいすき」「可愛い 通いたくなる〜」「これだけで『良い会社だなぁ』って思う」と評する声が寄せられている。

導入背景について、セコマ(札幌市)の広報担当は15日、「世界的にロゴまわりのデザインを変えたり、季節感のあるデザインにしているのを見る機会がありました」と説明し、同社が初めてレシートの印字を変えたのはコロナ禍の時だとJ-CASTニュースの取材に明かす。「ソーシャルディスタンスについてをロゴの下に掲載しました」という。

「少しでも楽しいクリスマスになれば」

これまで、下記のようなバリエーションを発表してきたと説明する。

「その後、北海道で記録的な大雪の際に、昼夜を問わず除雪作業をされていた方へのメッセージや、季節感のあるもの、協定を結んだ自治体にある店舗だけでのメッセージや日本ハムファイターズ、コンサドーレの応援などのメッセージなどを出してきました」

「自社開発のレジなので、印字は簡単に変更できるため、今後もメッセージや絵柄など出していきたいと考えています」と意気込み、今年のクリスマス柄レシートについては「絵柄の変更は予定していますが、種類は出てのお楽しみということでお願いします」と述べた。

Xの反響は「多くの皆様がつながり、反応頂いたことに非常に感謝しています」と受け止め、「クリスマスを楽しまれる人、お仕事される人、勉強される人、多くの皆様が、少しでも楽しいクリスマスになればと思います」とも伝えている。