【本日の見通し】米FRBの姿勢の変化など意識したドル売り基調強まる

 先週末はパウエル議長発言を受けてドル売りが強まった。先週はタカ派で知られるウォラーFRB理事が慎重な発言を行うなど、ここにきてFRB関係者の姿勢の変化がはっきりと見られる。パウエル議長は否定的であるが、市場は早期の利下げ開始を強く意識する展開となっている。
 
 ドル円は146円台まで売りが出てきた。比較的日替わりに方向性が変わることが多いが、上値は確実に重くなっているという印象。この後147円台前半で売りが出てくるようだと、145円に向けた流れが強まると見ている。

 ユーロドルは1.08台後半推移。上値の重い展開が見込まれる。対円でのユーロ売りが重石。
 ユーロ円は159円台での推移。円高の勢いが感じられる展開で、戻りの重さを確認したいところ。

MINKABU PRESS 山岡和雅