今年も残すところあと約1か月。九星気学をベースに四柱推命や家相、方位学などを取り入れた独自の占いで、2万8000人もの人を占ってきた招運鑑定士の村野弘味さんによると、運がよくなる家に大切なのは「気の流れ」だそうです。

運がよくなる「家相」の基本

家の中の気の流れを大切にするのは、中国発祥の風水の考えに由来するそうで、ここでは、村野さんの新刊『村野弘味の絶対! 運がよくなる家相・方位占い2024年』(扶桑社刊)より、「運がよくなる家相」にまつわる文章を一部抜粋・再編集して掲載します。

●玄関の扉は大きいほど「吉」!

家相とは、土地や家の間取りなどの吉凶を見るもの。まずは、家の入口でもある「玄関」のポイントからご紹介します。

「私は自分で試しながら、効果のあったものを生活に取り入れています。たとえば、玄関は運気の出入り口。散らかっていたり汚れていたりすると、悪い運気が家を循環しますよ」(村野さん、以下同)

<玄関のポイント>

扉は大きいほど吉。大きい扉からはよい気がたくさん入ってくる。 観葉植物や炭、水晶などを置いて悪い気を浄化。 その年の干支のモチーフを置くと運気がアップ。 靴やものは出しっぱなしにせず、シュークローゼットへ

●マグネットは、冷蔵庫の「側面」に

<キッチンのポイント>

蛇口やシンクをはじめ、キッチンを清潔に! よごれはすぐに落とす。 食器は出しっぱなしにしない。 マグネットなどは、冷蔵庫の側面に。 冷蔵庫に家族や友達との写真は飾らない。

「冷蔵庫の扉に家族写真を貼ると、家族の関係が冷え込みます。家族や友達など大切な人との写真や手紙を貼るのはNG」

● トイレットペーパーは出しっぱなしにしない!

「トイレは、できるだけ窓を開けて、窓がないなら換気扇で換気を」

<トイレのポイント>

観葉植物や水晶、炭、塩など浄化作用のあるものを置く。 トイレットペーパーなどの小物は出しっぱなしにせずに収納する。 本や雑誌、カレンダー、時計などを置かない。

●リビング&ダイニングは、好きなインテリアを置く

<リビング&ダイニングのポイント>

光をたっぷりと取り込むか、照明を明るくする。 好きなインテリアを置く。リビング&ダイニングは自分や家族にとって居心地のいい空間にすることがいちばん大切! 鬼門(北東)から裏鬼門(南西)に気が流れるので、このラインは常に清潔に。観葉植物を置くのもGOOD。

●「鬼門」ラインとは?

「鬼門」は鬼が出入りするところとされ、丑寅(うしとら)つまり、北東が鬼門の方角となります。その正反対にあたる南西の「裏鬼門」と合わせて、忌むべき方角といわれています。

家づくりでは、玄関や門、トイレやお風呂などの水回りを鬼門や裏鬼門に配置しないほうがいいとされてきました。とはいえ、現代の住宅事情ではそうもいかないことがあります。鬼門と裏鬼門を結ぶラインにものを置かず清潔に保つこと、観葉植物を置いて気を浄化するといった対策を心がければ、過剰に心配する必要はありません。