早いもので今年も残すところあと約1か月。今年を振り返りつつ、「2024年はいい年にしたい!」と考えている方も多いのでは? 九星気学をベースに四柱推命や家相、方位学などを取り入れた独自の占いで、2万8000人もの人を占ってきた招運鑑定士の村野弘味さんによると、2024年は「はじまりの年」でもあるそうです。

そこで今回は、村野さんの新刊『村野弘味の絶対! 運がよくなる家相・方位占い2024年』(扶桑社刊)より、「2024年おうちの開運」にまつわる文章を一部抜粋・再編集して掲載します。

2024年の「おうち開運」3つのコツ

寝ている時間を含めたら、人生でもっとも長く過ごすのが家です。家の気を整えることは、もっとも手軽な開運法。「はじまりの年」である2024年の部屋づくりを村野さんに教えてもらいました。

●「癒やし」よりも「刺激」!勢いが生まれる部屋づくりを

普通に世話をしているのに、なぜか観葉植物が枯れてしまうなんてことはありませんか? 村野さんによると、そんなときは「家の気の流れが乱れているかもしれない」のだそう。

「どんなに運気を上げようとがんばっても、生きていくベースである家の気が乱れていたら効果は出ません。居心地のいい快適な住まいづくりは、もっとも身近で手軽な開運行動です。掃除をして穢(けが)れた気を取り除く。換気をして気を循環させる。できるだけ、陽の光を入れて家の中を明るくする。運を上げたいのであれば、この3点は必ず意識してください。 そのうえで、2024年の部屋づくりは、「癒やし」よりも「刺激」をテーマにするといいでしょう」

2024年は「はじまり」、「勢い」といったイメージをもつ三碧木星が中宮に位置します。三碧木星が象徴する方位は「東」で、東がもつイメージは「朝日」「雷」「音」などがあります。勢いを生み出す環境づくりがおすすめです。

●アドバイス1:ピカッ!と輝くものを取り入れる

三碧木星の方位、「東」のイメージは激しくエネルギーを放つ「雷」です。雷から発想を広げて、ピカッ! と輝くものやテンションが上がるアイテムを部屋に取り入れてみてください。照明のペンダントライトをお気に入りのものに変えるのもいいかも。

また、「金属」もイメージとなります。花ビンやフォトフレームなどの小物やオブジェを飾るならメタリックなものがおすすめです。

そして、キッチンや洗面所、バスルームの蛇口や、貴金属のドアノブ、鏡などはピカピカに磨きましょう。もしも、東に水回りがあるなら、徹底的にきれいにして。

●アドバイス2:ものはため込まずに捨てる!

部屋の一角に「処分しよう」と思いながら置きっぱなしになっている家具はありませんか? クローゼットにものがぎゅうぎゅうにつめ込まれていませんか? もう使わないのに捨てられないものを、物置に押し込んでいませんか?

ものも呼吸をしています。ものが多すぎると気が停滞して、空気がよどみ、住む人のやる気が削がれていきます。また、見えるところだけきれいにしていても、それは取り繕っているのと同じ。人生もその場しのぎになってしまいます。

うまくいっていない人ほど、ものをため込みやすい傾向にあります。それは、「自分にとって必要かどうか」を決断することが苦手で、決めきれないから。結果、未来に目を向けられないのです。

2024年は新たに進んでいくべき年ですから、重い荷物に邪魔されていては飛び立つことはできません。できれば、2023年から整理を始め、身軽になって2024年を迎えてください。

●アドバイス3:部屋をがらりと模様替え

2024年はスタートの年ですから、心機一転、新たな心持ちで過ごすことが大切です。そのためには、これまでと違ったアクションを起こすほかに、環境を大きく変えるのもおすすめです。

そこで、お部屋の模様替えをしてみてはいかがでしょうか。しかも、少しだけ変えるのではなく、家具の配置をガラリと変えたり、壁紙をはり替えたり、大胆にチェンジしてみましょう。これまでと違った部屋に最初は慣れないかもしれません。

しかし、慣れきったことから抜け出すことが、自分自身を変えるきっかけになります。よい変化も悪い変化も、最初は小さな「違和感」からはじまります。違和感がヒントを与えてくれるものですよ。