年齢を重ねる中で、暮らしも今の自分に合わせてアップデートしていきたいものですよね。60歳を迎えるヘア&メイクアップアーティストの山本浩未さんも、暮らしをラクにするために使うのをやめたものや、新しく取り入れたものがあるそう。

ひとり暮らし歴40年の山本さんの、いくつになっても前向きに生きるためのアイデアをまとめた新刊『60歳ひとりぐらし 毎日楽しい理由』(小学館)よりご紹介します。

60歳、年齢に合わせて暮らしをアップデート

山本さんがやめたものや取り入れたものについて、詳しく教えてもらいました。

●バスタオル、やめました

いろいろな事が面倒くさくなってきた。パワーダウンしてるな、と思うけど、これが今の自分なのだ、受け入れよう、と、バスタオル、やめました。

ナンノコッチャと思いますよね。バスタオルの存在が面倒になってきたんです。大きいから洗濯が面倒。干すのに幅をとる。収納にスペースをとる。だったら、扱いやすいサイズのフェイスタオルでいいじゃん。ということで、変えてみたら大正解! 扱いやすくて、洗濯もラク。収納もしやすい。「お風呂上がりはバスタオル」って先入観で使っていたけれど、フェイスタオルで十分だし全然快適、大丈夫!

ついでに言うと、フェイスタオルは、同じ白いのを7枚まとめて買っています。同じ色、同じ素材のタオルがきちんと畳まれて棚に収まってる整然とした見た目が、ワタシ的にとっても心地よき。
7枚ローテーションで使ってると、半年くらいするとだんだんくたびれてくる。そうしたら、また白いタオルを7枚まとめて一斉にお取り替え。扱いのラクちんさと、見た目の心地よさを叶えてくれる、新しいタオル習慣です。ちなみに白にしているのは、まとめて漂白できるから。そして、取り替えたタオルは雑巾にして最後まで使います。

●頭皮用マッサージャーでシャンプーもラクに

もう一つ、面倒くさくなったのがシャンプーです。まさかこの私が、シャンプーするのを面倒と思う日が来るなんて!? と、自分でも驚いてますが、腕が疲れちゃうんです。筋力の低下? 腕を上げて洗うのがおっくうだな…って。

リアル大人ってこういうことが出てくるんですね。そこでシャンプーにも使える頭皮用マッサージャーを使ってみたら、これが大正解! ラクなんです。頭皮をしっかりマッサージしながら洗ってくれる。ラクな上に気持ちいい。頭皮を洗うついでに、額や首筋もマッサージして一石二鳥。以前の私はせっかちで、ゆっくり動くの我慢できなかったんですけどね。

 

それから、ロボット掃除機にしたのも大正解。同居しているニャン達の猫毛が床にふわふわしてる。しかも床が黒っぽい色なので目立つんです。“ルンバくん”と呼んで、毎日床を掃除してもらってます。

ちなみに、床を水ぶきする掃除機“モッピーちゃん”もいます。が、これは自動ではなく、自分でやらなきゃいけないから最近出番が少ないの。やっぱりラクなほうがいいのよね。

日々の面倒くさいをサポートし快適にしてくれる家電や道具、使えるなら、使わにゃソン!