主菜は決まっても合わせる副菜が思いつかない、という悩みがある方も多いのではないでしょうか。人気日本料理店「賛否両論」店主・笠原将弘さんは副菜をつくろうと思ったとき、真っ先に卵を思い浮かべるのだそう。そんな笠原さんに、卵を使った簡単副菜レシピを教えてもらいました。

冷蔵庫にある食材を巻く・混ぜるだけの簡単レシピ

卵はどんな食材にも合う万能アイテム。ここでは、冷蔵庫に常備していることも多い定番食材を使ったレシピを紹介します。

●納豆チーズ卵焼き

納豆を芯にしてふんわり焼き上げます。ネバネバ感がクセになる!

【材料(4人分)】

卵 3個
納豆(タレつき) 1パック
溶けるチーズ(みじん切り) 30g
万能ネギ(小口切り) 3本
A[水大さじ3、砂糖大さじ1、薄口しょうゆ小さじ1]
サラダ油 適量
大根(すりおろす) 1/10本(100g)

【つくり方】

(1) 納豆は付属のタレと辛子を混ぜ合わせ、チーズ、万能ネギも加えて混ぜる。

(2) ボウルに卵を溶きほぐし、Aを加えてよく混ぜ合わせる。

(3) 卵焼き器にサラダ油少しを中火でなじませ、(2)の1/3量を広げる。表面が少し乾いてきたら(1)を奥の方にのせ、それを芯にして巻く。サラダ油少しをたし、残りの(2)を半量ずつ流し入れて巻き、焼く。切り分けて器に盛り、大根を添える。

 

●豆乳卵焼き

あっさりヘルシーな味わいで、冷めてもやわらか。

【材料(4人分)】

卵 3個
万能ネギ(小口切り) 3本
A[豆乳(成分無調整)1/4カップ、砂糖大さじ1、薄口しょうゆ(なければしょうゆ)小さじ1、粗びきコショウ(黒)少し]
サラダ油 適量

【つくり方】

(1) ボウルに卵を溶きほぐし、万能ネギとAを加えてよく混ぜ合わせる。

(2) 卵焼き器にサラダ油少しを中火でなじませ、(1)の1/3量を流し入れて広げる。表面が少し乾いてきたら、端から巻く。これをもう2回繰り返す。ひと口大に切って器に盛る。

 

笠原将弘さんの毎日の献立づくりに役立つ『笠原将弘の副菜の極み158』(扶桑社刊)は現在発売中。