なかなか片づかない冷蔵庫も便利アイテムとアイデア次第で、食材をムダにしない冷蔵庫に早変わり! プロのアイデアで、今すぐ使いやすくアップデートしましょう。整理収納アドバイザーのぴょこぴょこぴさんにロスゼロ冷蔵庫のつくり方を教えてもらいました。

冷蔵庫をすっきり、使いやすくする収納のコツ

今まで、冷蔵庫の収納には無頓着だったと話す佐藤美由紀さん(第1期キレイな母ちゃん)。「家族が多いからごちゃつくのも仕方ないと思い込んでいました。でも、毎日『あれがない、これがない』と探すことや、食べ忘れてゴミ箱行きの食材を発見することに、ほとほと嫌気がさして…」と、今回ついに冷蔵庫の改造を決意。

【写真】無印良品のグッズを活用すればすっきり!

「プチプラの収納アイテムを駆使すれば、“ただ冷えればいい”だけの冷蔵庫から、見やすく料理のモチベーションまで上がる冷蔵庫へと変身しますよ」と語るのは、整理収納アドバイザーのぴょこぴょこぴさん。

「収納のポイントは、目的別にゾーンを決め、奥から手前までひと続きに収納し、重ねず立てる、の3つ。グッズの力を借りれば、簡単に実践できますよ」(ぴょこぴょこぴさん)

●お悩み(Before)

冷蔵庫の奥のものが見づらい

どうしても中がごちゃつきがち

どこになにを置いたか、置けばいいかわからない …

以上が、佐藤さんの冷蔵庫のお悩みです。

 

●ロスゼロ冷蔵庫になるポイント(After)

ぴょこぴょこぴさんの指南をもとに改善しました。

常備食材は定位置を決めて在庫管理しやすく

グッズ使いでスペースを有効活用

重ねず立ててしまい探しものを減らす

グッズを活用して使用頻度が高い冷蔵室をすっきりさせるコツ

もっとも使用頻度が高いエリア。目的別にグループ分けして食材の指定席をつくれば、なんとなくつめ込むこともなくなり、すっきり。

●常備食材は定位置をつくる

「散らばりやすいものはケースにひとまとめにして入れ、決まった場所に置いて」(ぴょこぴょこぴさん・以下同)。納豆やもずくのパックは、消費期限の早いものから手前に立てて収納すれば、“手前取り”が可能に。

・ポリプロピレン整理ボックス2 約8.5×25.5×高さ5cm \190(無印良品)

缶ビール類は取り出しやすい専用ストッカーにまとめて。

・冷蔵庫トレー 350ml缶用 13.5×29.5×高さ7.5cm \399(ニトリ)

「ヨーグルトは取っ手つきのケースに立てて収納し、上段でも出し入れしやすく」

・冷蔵庫トレー ハンドル付き 14.5×29.5×高さ10cm \599(ニトリ)

●収納アイテムをプラスして高さを有効活用

卵の上のぽっかりあいたスペースには、棚板に引っかけて使う引き出しケースをセット。「ジャストフィットで爽快。ふりかけやチーズなどのこまごました朝食用食材がまとめられます」

・上/丈夫で割れにくい冷蔵庫棚下収納トレー Sサイズ 15×24×高さ7.2cm \999、下/冷蔵庫ラック浅型 Sサイズ 13×30×高さ6cm \399(ともにニトリ)

●フリースペースが食材ロスゼロのカギ

鍋や食べ残しなどの一時置きコーナーがあれば、ほかのエリアを乱さずにすみ、ごちゃつきを未然に防止。「下段を半分くらいあけておくのが理想。ここに置いたものから優先的に消費するルールにしましょう」

冷蔵室の扉部分も上手に活用

扉を有効に活用すればさらに使いやすさアップ!

ここもしっかり使います。

●寝かせるものは最小限に!立てて収納が正解

縦長の調味料類は寝かせたとたん視界に入りづらくなるため、必ず立てて収納を。「ポケットには、引っかける仕切りを使うと便利。グループ分けもしやすく、転倒も防げます」

・冷蔵庫ドアポケット用仕切り4点セット \199(ニトリ)

●家族も使うものは取り出しやすい位置に

牛乳やドレッシングなど、家族みんなが頻ぱんに出し入れするものは、背の低い子どもも手が届く高さにセット。「ポケット上段には、調理時に使う香辛料や調味料をまとめます」

この特集で紹介したアイテムは、撮影時に各店舗で販売されていたアイテムです。本誌発売時には仕入れ状況によって同じアイテムがない場合や、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。サイズはとくにお断りのない場合は、縦×横の順に表記しています