いくつになっても、元気で若々しい人。その老けない秘訣は、暮らしと気持ちのちょっとした工夫でした。ここでは、ESSE読者の加藤春奈さんと宮本昌子さんに、体も心も老けない秘訣を教えてもらいました。さらに、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生が老けない暮らしのポイントを解説!

滑舌体操と高コスパコスメでお金をかけずに若見えキープ!

トレンドを押さえたファッションに身を包み、シワのない笑顔がすてきな加藤さん。「子どもたちの進学費用がかかるので、自分はお金をかけずに若々しくいる方法を実践しています」という彼女の服は1万円以下が基本、化粧品はプチプラを愛用中。

「中学から大学まで続けていた演劇部の名残で、今も朝晩2回滑舌体操を欠かさず行います」

ファッションや美容の流行はティーン誌から得ることもあるそうで、「子どものために始めた情報収集ですが、吟味すれば50代でも使えるプチプラアイテムがたくさんあるんです」

●滑舌体操をして、シワを撃退する!

1回60秒でできる発声練習「あめんぼのうた」を日課として取り入れているそう。 

「顔の筋肉や首の伸び具合を意識して大きく動かすので、たるみやシワに効いているのかも」

【ドクターズチェック】表情筋が鍛えられて、老化予防に

表情筋を鍛えると、顔全体が引き上げられて若々しい印象に。嚥下能力の低下も防げます。笑顔も表情筋が鍛えられ、免疫細胞が活性化するので、意識的に笑って(石原さん)

●デパコス並みの成分入りプチプラコスメで肌ケア

月の美容費は3000円未満。「ドラッグストアでデパコス並み成分入りの商品や使い方を店員に詳しく聞き、目の際やほうれい線まで浸透させます」

●幅広く雑誌を読んでトレンドをチェック

隙間時間で若者からシニア向けの雑誌まで目をとおし、最近の流行をチェック。「娘に服やメイクのアドバイスを求められることもあります」

簡単腸活で、汚肌からノーファンデOK肌に

もともと完璧主義でなにごとも全力投球だったことから、心と体を壊しかけた過去があるという宮本さん。

「都心で働いていたときはストレス満載で、体温は34度台。肌もボロボロでした」 

夫の地元、茨城県に移住してからは、仕事をきっかけに興味をもった腸活を始め、体調と肌の調子が絶好調に。「今ではすっかり腸活中心で、簡単につくれる発酵食品を取り入れています。丁寧な暮らしのおかげか、メンタルも安定しました」

●朝は自家製豆乳ヨーグルト!甘酒とお酢を入れるのが日課

「毎朝、自家製豆乳ヨーグルトに甘酒と大さじ1杯のお酢を入れて食べています」

「ひどい便秘症だったのが、うそみたいに改善(笑)」 

●簡単につくれる発酵食品を取り入れる

「発酵食品づくりは意外と簡単なんです。甘酒なら水と米、米麹でつくれます。砂糖やみりん代わりに使うのもおすすめ」

【ドクターズチェック】発酵食品で腸内環境が改善!

発酵食品をとり続けていると腸内に善玉菌が定着し、悪玉菌が入れなくなるため腸内環境が改善されます。乳酸菌、納豆菌、麹菌など、さまざまな種類をとるのがおすすめ(石原さん)

<酵素ドリンク>

「材料は果物ときび砂糖のみ。酵母菌の力で、ほったらかしで発酵させます」

<発酵カレー>

「スパイスに米麹と水を入れ発酵させた特製カレー。食べると体がポカポカに」