旅行ジャーナリスト・小野アムスデン道子さんが、旅先で見つけたご当地のとびきりグルメや旅情報をご紹介。今回は、横浜の港町情緒を感じるホテルと、横浜産豚肉を使った自家製ソーセージを楽しめるドイツワインダイニングをご紹介します。

横浜に新オープンした港町情緒満点のホテル。ドイツ料理とワインで乾杯

今回招かれたのは、みなとみらい線・日本大通り駅に直結する便利な「シタディーンハーバーフロント横浜」。2023年6月に開業したホテルです。

エントランスを入ったところにあるレンガ壁のロビーラウンジが、どことなく海外のホテルのようで横浜らしい感じ。「シタディーン」は、フランス語で「その街に住む人々」という意味だそう。

部屋の壁に描かれたインテリアアートもおしゃれで、港町横浜の雰囲気を醸しています。

客室はハーバービューとシティビューがありますが、ハーバー側プレミアツインの大桟橋や横浜ベイブリッジを望む絶景にはうっとり。

この部屋は、什器がそろったキッチンがあり、窓際のソファをベッドにして3名まで泊まることができます。左右の水栓のうち、左は浄水器つきの蛇口。

キッチンや大テーブルのあるレジデンスラウンジやテラス、フィットネスルームもあって暮らすように宿泊することができます。ペットフレンドリーのプランがあるのもうれしい。

全部で11タイプの部屋があり、一泊8600円〜とお手ごろです。

●自家製ソーセージを楽しめるドイツワイン専門店

そんなホテルから歩いて9分ほど、横浜スタジアムからは歩いて5分のところに、地元リピーターも多いドイツワインダイニング「Am Rhein(アム ライン)」があります。

ドイツワインと言えばリースリングの白ワインで、甘いというイメージがあるかもしれません。でもじつはスパークリング、ロゼ、赤ワインと種類も味もバリエーションがあります。

ここは、ドイツワイン専門でグラスワインも常時10種類以上あります。名物の横浜産豚肉「はまぽーく」を使った自家製ソーセージは、こだわりの無添加手づくりです。豚肉の味わいと食感がしっかりしておいしい。

このソーセージを含む、オードブルの盛り合わせ、日替わり料理、パスタに乾杯用のゼクト(ドイツのスパークリングワイン)までついた「シュペートレーゼコース」は、3000円でお腹いっぱいになります。(コースは前日までに要予約)

翌朝は1階の老舗喫茶店「珈琲館」で、ホテルの宿泊者限定の朝食も楽しめます。サラダやシリアル、フルーツなどのハーフビュッフェとメインが5種類から選べて2000円。おいしいコーヒーでゆっくりした朝を過ごすのもいいですね。