希島あいり
セクシー女優でインフルエンサーの希島あいりが17日、小説『彼⼥のリアル ドラマチックじゃないなんて知ってた』の発売記念イベントを都内で開いた。

デビュー10周年にあたり小説原案という新境地に挑んでいた、希島。それで出来上がった本は、初恋、初体験、AVデビューなど、⾃⾝のリアルな「性」を扱ったドキュメントノベルになっている。


▼ 著書をにした、希島あいり



写真や動画作品で活躍する希島に「なぜ小説にこだわったのか?」と記者がたずねた。「昔から小説が好きで読んでいました。本の頁をめくると、そこには誰かの人生が描かれている。私自身の人生にもその時々の繊細な気持ちの移り変わりがあるし、今回の小説でリアルに伝えることで、きっと共感出来る部分があるんじゃないかと思いました。何かに悩んでいて、生きる意味を探している方に届いたら嬉しいですし、ほんの少しでも背中を押せたら」と女性ファンも多い希島ならではの視点で語った。

性描写については「恋愛経験は豊富な方ではありませんが、初恋や初体験はその人にとって大きな出来事だと思いますし、その経験を経て、どんな人生を歩むのか誰も想像出来ないと思うんです。実際、私自身がAV女優という道を選ぶなんて想像もつきませんでした。消し去りたい記憶もあるけれど、そこも含めて私の人生の物語だし今の自分に繋がっています」と答えた。

また、学生時代に起きた多くの恋愛エピソードの一方で、セクシー女優としてデビュー後は恋愛をしていないという意外な事実が本書では明かされている。

「小説にも書いてありますが、デビュー後に誰かのために今を生きていきたいという気持ちが芽生えました。その気持ちが信念になり、最後までやり遂げたいという思いで、恋愛よりも仕事中心の生活を送ってきました。でも正直、傷つくことを恐れて恋愛から遠ざかってしまっていたこともあるのかな…。そろそろ、純粋に誰かを好きになって燃えるような恋がしたいですね」とはにかんだ。

すかさず、好みの男性のタイプを聞いてみた。「誠実で裏切り行為をしない一途な人がいいですね。今のお仕事が特殊なので理解のある人であれば安心出来るのかな...」とうつむきがちに語った。

ガラリと表情を変え「デビューしてから10年間、必死に駆け抜けてきました。覚悟を決めて入った世界だからこそ、1日でも長く活動出来るように色んなことに挑戦してきました。今回の小説も私にとって大きな挑戦、夢がまた一つ叶ったことで、本当に嬉しく思っています」と笑顔を振りまいていた。

本を開くと⼩説のほか、撮り下ろしグラビア(ヌード含む)と、本人による⾳声解説が聞けるQRコードの掲載もある。ファンにとって嬉しいのは購⼊者特典で、抽選による100名には、サイン入り特大ポスターが届くクリスマスプレゼント企画(応募締め切りは、2023年11月30日)を実施中とか。

イベント取材を通して、これまで希島が、ときに悩み、苦しみながらも、生きがいを求めて真摯に生きてきたことを強く感じた。イベント会場ではファンへの思いやりや感謝の気持ちが溢れていて、10年間トップクラスの活躍を続けられる理由を垣間見ることができた。


▼ サイン本のお渡し会を行った、希島






▼ 小説『彼女のリアル ドラマチックじゃないなんて知ってた』プロモ映像


■希島あいり(きじま・あいり)/プロフィール>
2013年にAVデビューし、「ちっぱい⼥優」の元祖として10周年を迎える。元恵⽐寿マスカッツ。現在、SNS登録者数が150万⼈を超える⼈気インフルエンサーにもなり、歌⼿や声優など多才に活躍中。