漫画やドラマなど、学生が主人公のラブストーリーを読むと、自分の「初恋」を思い出すという方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、よく、“初恋は実らない”なんて言葉も聞きますが、実際はどうなのか気になるところですよね。

読者329人に聞いた!「初恋の思い出」

そこで今回はESSE読者329人に「初恋の思い出」に関するアンケートを実施。初恋にまつわるエピソードを聞いてみました!

●初恋が実ったのは…約11%!

まず、「初恋が実ったか」を読者に聞いてみると、「はい(実った)」と答えた人は36人(全体の約11%)。一方、「いいえ(実らなかった)」と回答したのは、全体の約85%にあたる279人と、「実らなかった」を大きく下回る結果となりました。この数字だけを見ると、やはり初恋が実るのが難しいというのは本当なのかもしれませんね…。

●好きになった理由は「○○だったから…」

初恋の結果はさておき、幼き日の恋心はよくも悪くも記憶に残っている…という方も多いのでは? 続いては、読者の「初恋の思い出」エピソードをいくつかピックアップ。まずは、幼稚園・保育園〜小学校までの初恋話からご紹介します。

「幼稚園の頃、ピアノ教室が一緒だった男の子が好きでした。バレンタインチョコレートを渡したかったけれどお金もなく、母親にお願いするのも恥ずかしかった思い出です」(大阪府・42歳)

「幼稚園の頃、顔や性格ではなくて、ただ単に苗字と名前がすごくカッコよくて強そうっていう、それだけの理由で好きだった。今じゃ絶対ありえない人を好きになる理由だからこそ初恋っぽい」(群馬県・49歳)

「幼稚園のときに、写真屋さんに撮ってもらいにその子の手をひいて走って行きました。今でもその写真があります(笑)」(福岡県・44歳)

「小学生のバレンタインのときにチョコをあげましたが、恋の薬みたいなことが書いてるビン入りのものだったので、『なにこれ?』みたいな顔をされて、あまり喜ばれなかった記憶があります」(沖縄県・51歳)

「小学校6年生のときにマフラーを編みました。登校時にその男の子がマフラーをしてきてくれたことがうれしかったです」(千葉県・51歳)

また、「小学校6年間ずっと好きだった」という回答も多数存在。告白はできずにそのまま卒業し、それ以来会っていない…というエピソードを挙げてくれた読者もいました。

ちなみに、小学生以下の頃、好きになった理由でいちばん多かったのが「足が速かった」というもの。もしかしたら「自分もそうだった!」と、思い当たる人も多いのではないでしょうか。運動会や体育の授業などで活躍する姿はカッコよく映りますよね…!

●好きだったのは同級生の男の子ではなく…

そして、中学生編。この頃になると、「告白」というワードが多くみられるようになり、“登下校の時間が楽しかった!” なんて淡い思い出がある一方で、少しほろ苦い思い出も多々あるようです…。

「中学で出席番号が隣の男の子を好きになりました。好きという気持ちに気づかないときは勉強を教えてもらったり、女の子の友達と同じようになんでも話せていたのに、好きと意識したとたんに恥ずかしくなって避けてしまったり、全然話せなくなってしまいました」(千葉県・48歳)

「中学のとき、友達と同じ人を好きになりました。しかし、彼女を応援するスタンスだったので、そのことは友人には告げずに、とっさに違う人を好きな人に仕立てたました。それがその男の子に伝わってしまい、その子が私のことを好きだったので、『両思い』にならざるを得ない状況に陥ってしまった..という苦い思い出。嘘はいけません」(大阪府・59歳)

「中3のときに好きだった男の子から卒業式でネクタイをもらい、初恋は実らず自然消滅。その後同じ中学の同級生の男の子とおつき合いするようになったのですが、ウキウキで招待されて行った学園祭。同じ高校の同じクラスに初恋の男の子が。めちゃくちゃ気まずかったです…」(東京都・48歳)

また、中学校のときに「学校の先生」を好きになったという答えも多数ありました。

「中学生の頃、他クラスの先生に一目惚れ。社会科の先生でしたが、そのときの自分の担任が社会科だったため、教わることはありませんでした。しかし、2年目に教わることに。授業中に震えがくるほど好きでした(笑)」(広島県・49歳)

「中学3年のクラス担任。勉強も委員の仕事も掃除も先生によく思われたくて、一生懸命取り組み、成績も右肩上がりに。夏休み中に、先生は他校の先生と結婚。新婚旅行のお土産を個人的にもらったほろ苦い思い出」(京都府・52歳)

●好きだと思っていたけれど…

初恋が必ずしもいい思い出とは限らないですよね…。読者のなかにも、「後悔している」、「一気に冷めた…」というエピソードもありました。

「先輩の彼氏を好きになってしまった。ただ憧れているだけでよかったのですが、ある日別れてしまったと聞いて、一歩踏み出しました。しかし、先輩にも嫌われてしまい、悲しい思い出に…。言わなきゃよかったかなぁと今でも思います」(埼玉県・51歳)

「小学生のときにラブレターを書いて渡したら、その人がほかの人にも見せたようで、ニヤニヤして見られたり、からかわれたり、初恋はイヤな思い出です」(神奈川県・52歳)

「中学校の頃、先輩に憧れていました。窓から見ているだけで十分だったのに友達が気をきかせてしまい、卒業式の日に第二ボタンをもらってくれました。しかも後日その先輩から『つき合ってください』と手紙が…。なぜか急に気持ちが冷めてしまい、返事は出せませんでした。初恋に恋していたのだろうと思います」(埼玉県・61歳)

「中学生のときにずっと好きだった男の子に告白しましたがフラれました。そのあと何故か『がんばれよ』と言われ、晴れ晴れとした顔で微笑まれました。あのときの『俺っていいこと言ってる!』という顔、今でも忘れません。その瞬間『なんでこんな子を好きになったんだろう?』と、100年の恋が一気に冷めたことも忘れられません」(埼玉県・54歳)

●初恋が実って…今では○○に!

最後は、「初恋」に関するほっこりエピソードをご紹介。

「クラスでいちばんかっこよくて、人気の男の子のことを好きになったのですが、とくに接点もなかったので私の片思いだと思っていたら、以前、なにか困っていたときに私が手を貸したことがあったらしく、相手も好きでいてくれて、優しくて大好きと言われました。見た目じゃなくて、中身を見てくれたのがうれしかったのを覚えています」(山梨県・39歳)

「小学校6年生だったときが、多分本当の初恋だったと思います。同じクラスの男の子が大好きでしたが、消極的な私だったので面と向かって話すこともできず…。ただ、彼の誕生日は未だに覚えているんです! 毎年初恋の人の誕生日が来ると、あの甘酸っぱい感情を思い出します!(笑)」(東京都・45歳)

「小学1年生のとき、入学式が終わって教室に入ったときに、既に教室の中にいた男の子に一目惚れしました。あのときの身体に走る衝撃のようなものは今でも覚えています」(群馬県・38歳)

そしてなかには「初恋の人と結婚した」という回答も!

「中学生のときに初めてつき合った彼。しばらくつき合ってお別れしたけど、大人になってからひょんなことから再会して、またつき合うことになりそのまま結婚しました」(福島県・38歳)

「寂しさから、好きでもない人とおつき合いを繰り返していました。身体は結ばれても、心はむなしかったです。でも20代で、初めてこんな私に寄りそってくれる優しい人に出会えました。それが今の夫です。初恋といえるかは分からないけれど、夫がいまだに大切な存在です」(岡山県・37歳)

今回はESSE読者329人に聞いた「初恋」アンケートをご紹介しました。みなさんの初恋はいかがでしたか?