日光市・大沢小学校で安全教室 地域マップ作りで危険な場所を知る
子どもたちに、自分の住んでいる地域に潜む危険な場所を学んでもらおうと、26日に日光市の小学校で地域安全教室が開かれました。
日光市の大沢小学校で開かれた地域安全教室は、児童や地域の人たちなど約200人が参加しました。
教室は、子どもたちに自分の住んでいる地域のマップを作ることで、事故やケガをしそうな危険な場所を学んでもらおうと、県が去年から行っているものです。
大沢小学校では2005年に、下校途中だった女子児童が男にさらわれ殺害される、痛ましい事件がありました。地域の人もマップ作りに参加することで、地域と子どもたちが繋がり、犯罪や事件に巻き込まれそうになった時に、子どもたちを守れる地域をつくることも目的の1つです。
子どもたちは事前に見通しの悪い交差点や、人が立ち入らない雑木林などの危険や安全だと思った場所を撮影し、その写真を真っ白な地図に貼りました。
そして、写真のそばに危険や安全だと思う場所を、それぞれ赤色と青色のふきだしを貼り、ふきだしにはその理由を書いて地図を作っていきました。
最後にそれぞれの班が完成した地図を発表し、子どもたちは、自分たちの住む地域の危険な場所を話し合いながら理解を深めていました。