新幹線でナイフと包丁を持っていた男 初公判で起訴内容認める「人を殺して死刑になろうと思った」 男は放火の罪で有罪判決→執行猶予中
走行中の新幹線の車内でナイフと包丁を所持していたとして銃刀法違反の罪に問われている男の初公判がきょう(13日)山口地裁で始まり、男は「問題ないです」と起訴内容を認めました。
銃刀法違反の罪に問われているのは、住居不定・無職の27歳の被告の男です。
起訴内容などによりますと、男はことし7月、JR熊本駅からJR博多駅を走っていた新幹線の車内で、ナイフ1本と包丁1本を両手に所持していたとされています。
その後、刃物を持っていた車内で乗客を殺害する機会を伺っていたとして、殺人予備の疑いでも再逮捕されていましたが、山口地検は、殺人予備の疑いでは不起訴処分とし、銃刀法違反の罪のみで起訴していました。
きょう(13日)山口地裁で開かれた初公判で男は「問題ないです」と起訴内容を認めました。また男は「人を殺して死刑になろうと思った」などと話しています。
男は去年10月、両親が住む福島県郡山市の住宅にライターで火をつけたとして現住建造物等放火の罪で逮捕・起訴されていて、ことし2月、福島地裁郡山支部では、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が言い渡されていました。