暑い時期に活躍するポロシャツは、夏の定番アイテムとして支持されています。襟がついているため、重ね着せずとも、よそ行き服としても成立するのが魅力。 

ところが選び方を間違えた途端、くたびれて見えてしまうもの。年齢とともに顔のシワや毛量に変化が生じるため、大人のポロシャツ姿は「デザイン」や「丈感」次第で印象が変わります。

正解ポイント

・リゾートタイプを選ぼう

・ポロシャツ丈に気を付けよう

ポロシャツ姿が渋いおじさんに仕上がる「ポロシャツの最適解」を、『男の服選びがわかる本』(池田書店)の著者が解説します。

○「リゾート」タイプのポロシャツを選ぼう

年齢とともに、ポロシャツの正解は変わります。そもそもポロシャツといえばスポーツを連想しがち。例えばフレッドペリーやラコステなど、スポーツ選手名を冠したブランドが多いですよね。

ところが大人にとっては、スポーツタイプよりリゾートタイプのものが似合います。一般的な「鹿の子編み」より、伸縮性があるニットポロシャツと呼ばれているものです。

ピタッとしたアームホールのニットポロシャツ

スポーツタイプは20代の方が着る分には、爽やかに見えるものですが、年齢によってはポロシャツの爽やかさに顔つきがついていきません。まるでどこかの企業のユニフォームに見えかねないのです。

またニットポロシャツは伸縮性が利いていますので、普段以上にピタッとしたサイズ感を選びましょう。目安はアームホールです。スポーツタイプは、腕まわりに余裕ができますが、リゾートタイプは、腕まわりがピタッとするサイズ感がおすすめ。

そして色はダークカラーをピックアップ。こうすることでお腹を引き締めて見せたり、乳首透けのリスクを回避できたりするからです。

○ポロシャツ丈に気を付けよう

ゴルフと違い、休日にポロシャツ丈をタックインする方は居ないと思いますが、長すぎる丈はだらしなく見えてしまいます。アクティブで生命力を感じるポロシャツの印象は、丈感でつくれるのです。

ニットポロシャツならば、生地を内側に折り返してもカタチをキープできるので、程よい丈感で着こなしてください。目安としては、パンツのポケットが半分見える程度くらいを意識しましょう。もしくはおへそから12〜3センチ程度でも構いません。

ポロシャツ丈を内側に折り返し、丈感調整したニットポロシャツの着こなし

ポロシャツ一枚の着こなしは、休日のみならず、ゴルフやユニフォームなど様々なシーンで見かけます。だからこそ「アームホール」や「丈感」を工夫して、くたびれ感のない着こなしを心掛けましょう。

森井良行 もりいよしゆき