太田川上流に治水ダム建設を検討 5年前の西日本豪雨など踏まえ 広島
5年前の西日本豪雨などを踏まえた太田川の洪水対策を強化するため
国土交通省が新たに建設を検討する治水ダムの案が示されました。
治水目的の新たなダムの建設が検討されているのは安芸太田町の太田川上流です。
治水ダムが建設されれば県内で初めてとなります。
学識者による会合で国交省側は気候変動による災害の防止を図る上で複数の案を比較したところ
既設ダムと新規ダムの活用がコストが最も低く妥当などと説明しました。
一方、学識者からは環境への影響などより具体的なデメリットを示してほしいなどの意見が出ました。
太田川河川事務所 平野明徳所長「今の気候変動などを踏まえて厳しい状況にあります。
(市民の)皆様と一緒に共感を得ながら治水事業進めていければと思っています」
国交省は、6月1日新規ダム整備についての文言を盛り込んだ整備計画の原案を公表し住民への説明などを経たうえで
来年度以降をめどに具体的な調査を進めるということです。