「痛風の発作」どう防ぐ?管理栄養士が教える予防食【発作危険度チェックリスト付】
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春は痛風に気を付けたい季節。なぜなら、激しい痛みの痛風は、春から夏にかけて発作を起こしやすいと言われているためです。今回は、痛風を予防するためには食事のどんなポイントに気を付けるとよいかについて、お伝えしていきます。(管理栄養士 岡田明子)
そもそも、痛風はなぜ起きるのか
痛風は、尿酸が体内に増えすぎて結晶化したもの(尿酸塩結晶)が、関節に沈着し剥がれ落ちることで、足の親指の付け根や足首の関節などに関節炎を起こし、激痛を伴う発作のことを指します。
痛風の発作が春から夏にかけて増える原因は、気温が高くなり、高温による脱水や季節による食生活の変化などが原因と言われています。厚生労働省のデータによると、近年の日本の痛風患者数は125万人おり、痛風予備軍である、高尿酸血症の人はこの10倍いると推定されています。
痛風は、激しい痛みが24時間ほど続いた後に徐々にやわらいでいき、10日くらいで痛みがなくなることが多いです。しかし痛みが治まればいいというものではなく、高尿酸血症をきちんと治さないと、腎臓病や糖尿病などの合併症を招くこともあります。
※(参考)2019年国民生活基礎調査 令和元年国民生活基礎調査 健康 全国編 103|厚生労働省