30日、2016年夏季五輪国内候補地選定に先だってプレゼンテーションを行う石原慎太郎東京都知事。(撮影:吉川忠行)

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2016年の第31回夏季五輪大会の国内候補都市が30日午後5時過ぎ、東京都に決定した。

 同日、東京都港区の新高輪プリンスホテルで開催された国内候補都市選定委員会で、日本オリンピック委員会(JOC)役員25人と競技団体代表30人の計55人の選定委員が投票を行い、33票対22票で東京都に軍配が上がった。

 東京都と福岡市はそれぞれ、4月に立候補意思表明書を、6月に開催概要計画書をJOCに提出し、国内候補地を争っていた。午後1時から始まった選定委員会では、両都市が1時間ほどの最終プレゼンテーションを行い、それぞれ主張を展開したが、最終的には東京都が勝利した。

 今後は、国際オリンピック委員会(IOC)の検討・調査などを経て、2009年10月にコペンハーゲンで開催される総会で開催都市が決定する。【了】

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