<ブラッシュアップライフ>いよいよ最終回!これまでの見どころと考察を一気におさらい
不慮の事故で命を失った主人公が人生をゼロからやり直す、安藤サクラさん主演・バカリズムさん脚本のドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系・日曜22時30分〜)。物語は後半で衝撃の急展開を迎え、今週いよいよ最終回(3月12日放送)が放送されます。最終回をもっと楽しむために、これまでの見どころと気になる考察をまとめて振り返ります。
いよいよ最終回!『ブラッシュアップライフ』これまでの見どころ・考察まとめ

これまでESSEonlineで公開した『ブラッシュアップライフ』のレビュー記事を、まとめてご紹介!
●【第1話〜5話】ここがおもしろい!チェックしたい見どころ

安藤さんが演じる主人公・近藤麻美は、実家で両親と妹と暮らしながら地元の市役所で働く33歳の女性。ごく平凡な暮らしを送っていた彼女ですが、あるとき交通事故であっけなく亡くなってしまい、気づくと死後の世界に。「来世でオオアリクイになる」と告げられた麻美は、人間に生まれ変わるために必要な徳を積むべく、もう一度近藤麻美として人生をやり直すことを決めます。
前世の記憶を持ったまま、赤ちゃんから“人生2周目”をスタートした麻美は、大学の薬学部に進学し、薬局に就職。薬の知識を活かして祖父の命を救ったり、元同級生の不倫を阻止したり…と、徳を積んでいた麻美ですが、再び事故で帰らぬ人に。今度は「インド太平洋のニジョウサバに生まれ変わる」と告げられ、人生3周目を選択。今度はテレビ局に就職し、ドラマの制作スタッフとして充実した日々を送りつつ、徳を積むために奮闘し…というのが、これまでのあらすじです。
・あるあるネタや、続きが気になる意外な伏線も
本作の見どころはいくつもありますが、まず挙げられるのが、気の置けない女性同士のおしゃべりやあるあるネタ。麻美が幼なじみや同僚と交わす日常的なやりとりは、「架空OL日記」を手がけたバカリズムさんならではのリアルさです。
次に注目したいのは、劇中に登場する90年代以降のカルチャー。子ども時代の麻美がたまごっちで遊んでいたり、朝はテレビで「ズームイン!! 朝!」が流れていたり。カラオケではオレンジレンジやレミオロメンで盛り上がるなど、30〜40代にとっては懐かしいキーワードが散りばめられています。
麻美がドラマのAP(アシスタントプロデューサー)として働く第4話、第5話では、ドラマ制作の舞台裏を描いた“お仕事もの”としてのおもしろさも。撮影を巻きで進める、つまり進行を急ぐために麻美が知恵を絞って工夫する様にもなるほど! とうならされます。
波乱含みのテレビ局編はどんな結末を迎えるのか、今回は生まれ変わりに必要な徳を積めているのか。そもそも、3周目でも不慮の事故は回避できないのか…。
さらには、2周目で年商10億の実業家になっていた松坂桃李さん演じる元彼、第3話で登場した水川あさみさん演じる謎の女など、背景が明かされていない登場人物も。麻美以外にも、タイムリープしている人がいる可能性もあります。SNSでは「着ている服の色がタイムリープの回数を表しているのでは?」と考察する声も上がっており、まだまだ意外な伏線がありそう。繰り返し見る楽しさも味わえるドラマなので、ぜひ今からでもチェックしてみてくださいね。
●【第6話〜7話】伏線回収&新たな謎も

第6話では、テレビ局で働く麻美がプロデューサーとして初めて手がけたドラマが放送される…という記念すべき日に、またもやトラックにひかれてしまい、4周目の人生を歩むことに。
今度は北海道のムラサキウニに転生すると聞かされた麻美は、今までとは桁違いに大きな徳を積まないと、人間には生まれ変われないと判断。
小学生時代から勉強に打ち込んで学年トップの優等生となり、国立大学の医学部へと進学します。医学の道に進んで多くの人の命を救うような成果を出せれば、今度こそ来世は人間に生まれ変われるはず! というのが麻美のもくろみですが、代わりに失ったものも。遊ぶ時間も惜しんで勉強に励んだ結果、夏帆さん演じる「なっち」、木南晴夏さん演じる「みーぽん」というふたりの幼なじみとは疎遠になってしまいます。
これまで公務員、薬剤師、テレビ局のプロデューサー…と生まれ変わるたび違った職業に就いてきた麻美ですが、どんな環境でもふたりとの友情は変わらず、3人の気の置けないおしゃべりが視聴者の癒やしにもなっていました。
ところが今回は、放課後に3人でドラマ談義をすることも、できたばかりのラウンドワンでプリクラを撮ることもなし。前の人生で仲良く誕生祝いをしたレストランで会ってもそれぞれ別の席へ着くシーンは、なんとも言えない切なさでした。徳を積む=社会的な成功は、必ずしも幸せではなく、友人との時間こそがいちばん大切なものなのかも…と思わされます。
・真理もタイムリープしていた!?彼女の目的が今後の展開のカギに
第7話では、「謎の女」として登場していた水川あさみさん演じる女性が、元同級生の宇野真里だと判明。麻美に「あーちん…何周目?」と尋ねたきたことから、実は真理も人生をやり直していたのだと分かります。
ちなみに、中学時代の麻美と真理が一緒にプリクラを撮るくだりでは「盛れてるね」「イオン」という台詞が登場しますが、この時代にはない言い回し。真理もタイムリープしていることをさりげなく示唆するシーンになっています。
第8話の予告では麻美と真理、なっち、みーぽんが4人で遊んでいる様子もあり、元々は仲良し4人組だったのでは…? という可能性も。真理には人生をやり直す真の目的があるようで、そこが今後の展開のカギになっていきそうです。
そして、第1話で「私は何度も生き返っています」と英語で書かれたパーカーを着ていた三浦透子さんは果たして再び登場するのか、松坂桃李さん演じる元彼はどうなったのか…。きっと想像もしなかったような驚きの展開が用意されているはず!
●【第8話】物語は一気にシリアスな展開に。※ネタバレあり

前話のラストで、同級生の真里(水川あさみ)から、「自分も人生をやり直している」と告げられた麻美。麻美となっち(夏帆)、みーぽん(木南晴夏)の幼なじみ3人組は、真里も入れた4人組だったことが明らかになりました。放課後のドラマ談義やシール交換、初めてのドライブ、レストランでのお誕生日会…といった麻美たちの思い出には、じつは真理も存在していたのですね。
人生5周目という真理の本当の目的は、なっちとみーぽんを飛行機事故から救うこと。1周目では優等生どころか、「ポテンシャルは中の下だった」という真理が、2人のために休み時間を返上して必死に勉強し、パイロットを目指していたのだとわかります。
そのせいで麻美たちと仲良くなるきっかけを逃して、「完璧すぎて近寄りがたい」とまで思われていた真理。前世では親友だった麻美たちと疎遠になる切なさを乗り越えて、真理は一人でがんばっていたのでした。
失敗を繰り返しながらも、今度こそはパイロットとして、なっちとみーぽんを救うという真理でしたが、麻美の悪い予感は的中し、最悪の結果に。これまで麻美は何度も生まれ変わってきましたが、家族や友人が麻美の死に直面する場面が描かれることはありませんでした。
葬儀の帰り道、友人たちと何度も一緒に通ったトンネルを、一人で歩く麻美。第8話にして初めて残された者の姿が描かれることで、その喪失感が痛いほどに伝わってきました。
・幼なじみを助けるため、5周目の人生へ…
そして4周目でも不慮の事故で亡くなった麻美は、念願だった「人間としての来世」を手放して、幼なじみを助けるために5周目の人生を歩むことを決意します。
悲しい出来事を描きながらも、今までと同じように笑えるシーンが盛り込まれているのも、このドラマならでは。とりわけ、真理が恋人の浮気相手に巻き舌で怒鳴り散らすシーンは、黒木華さん演じる玲奈がキレまくった第3話に続く痛快さだったのではないでしょうか。
3月5日放送の第9話では、「生き直しは今回が最後」と告げられた麻美が、いよいよ5周目の人生をスタート。「自分が人間に生まれ変わるため」ではなく、「友人を救うため」に人生をやり直す麻美の目的は、果たして叶うのか。4人はまた幼なじみになって、平和にカラオケやドライブを楽しめるようになるのか…。クライマックスを楽しみに待ちたいと思います。
●【第9話】次回はいよいよ最終回。幼なじみ4人の変わらない友情に涙

幼なじみのなっち(夏帆)とみーぽん(木南晴夏)を飛行機事故から救うため、人生5周目を始めた麻美。今回が最後の人生となるため、もうやり直しはききません。
小学校では真理とも再会し、「5周目だよ」を示すサインでお互いを確認。
前回の人生では飛行機の航路変更を試みるも、先輩機長に却下されて失敗してしまったという真理の話を受けて、今度は麻美も一緒にパイロットを目指すことに。今までの人生で培った知見を生かして子ども時代から訓練に励み、着々とエリート街道を歩みます。
これまでの人生で繰り返されてきた、「中学時代の先生をえん罪から救う」「玲奈の不倫を阻止する」などの定期ミッションも、今度は2人で協力してクリア。
航空学校や航空会社の面接もスムーズにパスし、目的どおり2人そろってパイロットとなります。
今回、とりわけ印象的だったのは、麻美と真理、そしてなっちとみーぽんがカフェでおしゃべりするシーンだったのではないでしょうか。
前回の人生と同じように、偶然会ったなっちとみーぽんを、お茶に誘おうかと迷う麻美と真理。「ここで誘えなかったら、もう一生無理な気がするんだよね」と麻美が言うように、もしなっちとみーぽんを救えたとしても1周目のように仲良くなれるとは限らないし、麻美と真理にとっては“最後の人生”なのだから、子ども時代を4人でやり直すことはもうできないのです。
「軽い感じで聞いてみようよ」と言っていたにもかかわらず、麻美が発した「よかったら一緒にお茶しない?」のセリフはとてもぎこちなく、不自然なものでした。そして、なっちたちが承諾してくれたときの、麻美と真理のうれしそうな表情といったら! 久しぶり(真理は人生6周目なのでおおよそ180年ぶり?)に全員でおしゃべりする4人の姿は、これまでの空白期間が埋められたような幸福感に満ちていました。
・想定外の事態の発生と怪しい男…
順調に進んでいた最後の人生ですが、目的のフライトを前に想定外の事態が発生。麻美と真理は無事に飛行機事故を回避できるのか、そして第9話の終盤、いかにも怪しい雰囲気を漂わせながら登場した浅野忠信さんはいったい何者なのか…。3月12日放送の最終話では、すべてが明らかになるはず。
ちなみに、Huluで見られるアナザーストーリーでは、第1弾として「加藤の粉雪」のロングバージョンを配信中。元同級生で、麻美の初恋の人でもある加藤が熱唱するレミオロメンの「粉雪」に乗せて、撮影中のオフショットを公開する…という笑って泣ける動画になっているので、こちらも合わせてチェックしてみてください。
