広島県が発注する工事の入札予定価格を業者に漏らしたとして逮捕されていた県職員の男らが起訴されました。

広島県土木建築局建設産業課の主査 曽根田英一被告(49)は、尾道市の土木建築会社取締役 今井浩美被告(58)に県が発注する道路工事の入札予定価格を漏らし、今井被告の会社に落札させたとして1月に逮捕されていました。

広島地検は15日曽根田被告と今井被告の2人を官製談合防止法違反の罪などで起訴しました。

一方、曽根田被告らと共謀し県発注工事の入札を妨害したとして逮捕・送検された土木建築会社で代表取締役を務める男性(50)について、広島地検は「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として不起訴処分としました。