制作の仕事は捗るのに、事務的な仕事はついつい後回しになりがちの方。年度末に差し掛かり、確定申告に頭を悩ませている方。一気にやれば終わるのに……といった仕事も、実は日常の中にたくさん潜んでいますよね。今回はそんなクリエイターや個人事業主の皆さんにぴったりの“集中力を高める気功”をお伝えします。気功を教えてくれるのは、鍼灸院「アキュサリュート高輪」院長の瀬尾港二先生。イラストはお笑いコンビ蛙亭の中野さんです!目次一気に終わらせたい仕事に!集中力をアップする気功得意なことや好きなことを仕事にしている方でも、請求処理や確定申告など、事務仕事に苦手意識を感じることは多いのではないでしょうか?苦手な作業はどうしても後回しにしてしまいますよね。先送りにした分、積もりに積もって膨大な量になってしまうなんてことも……。集中して一息に済ませてしまいたいところです。今回は、そんな一気に片付けてしまいたい仕事があるときなどに、集中力を高めてくれる「拍打功(はくだこう)」を紹介します。体の中心部のツボ「丹田(たんでん)」を叩いて刺激することで「気」の通りをよくし、集中力をアップさせてくれます。かかとを上げ、下ろすときに「ハッハッ」と息を吐きながら叩く。これをセットにしてリズムよく行ってみましょう。丹田を刺激し気の通りをよくする「拍打功(はくだこう)」■拍打功(1)足を肩幅に開く(基本姿勢・肩幅の取り方参照)。(2)
・かかとを上げ、下丹田(げたんでん・へその下の下腹部)と、背中のへその真後ろの位置を同時に叩き、同時に「ハッ!ハッ!」と息を吐く。
・またこのときにかかとも下ろす。前側は手のひら、後ろ側は手の甲を使う。
・左右の手を交互に入れ替えながら9回繰り返す。(3)
・続いて、中丹田(ちゅうたんでん・胸の中央)と下丹田を左右の手のひらで同時に叩き、同時に「ハッ!ハッ!」と息を吐く。
・こちらもかかとを上げ、叩くと同時にかかとを下す。
・左右の手を交互に入れ替えながら9回繰り返す。(4)
・百会(ひゃくえ・頭のてっぺん)と下丹田を左右の手のひらで同時に叩き、同時に「ハッ!ハッ!」と息を吐く。
・こちらもかかとを上げ、叩くと同時にかかとを下す。
・左右の手を交互に入れ替えながら9回繰り返す。今回レクチャーしたのは、叩くだけの簡単な気功。苦手な仕事こそ、集中力をグッと高めてテキパキこなしましょう!