NVIDIAは12月7日(現地時間)、企業向けのAI開発ソフトウェアスイートの最新バージョンとして、「NVIDIA AI Enterprise 3.0」を発表した。12月下旬にも提供開始を予定しており、大幅な機能拡充が行われる。

NVIDIAの企業向けAI開発プラットフォームがバージョン3.0へ ドイツ銀行が採用

NVIDIA AI Enterpriseは、ビジネス向けAIアプリケーションを実行するためのプラットフォーム。今回発表されたバージョン3.0ではコンタクトセンターの仮想アシスタント、音声の文字起こし、およびサイバーセキュリティのためのソリューションワークフローなどさまざまな機能が新しく導入され、ソフトウェアカタログ「NVIDIA NGC」では50を超えるフレームワークや事前トレーニング済みモデルのサポートも拡大するとしている。

また、今回の発表ではドイツ銀行とのパートナーシップについても明らかにされている。ドイツ銀行ではAIを活用した音声、ビジョン、不正検出アプリケーション開発のためにNVIDIA AI Enterpriseを利用予定。ドイツ銀行ネットワーク責任者である「ハイブリッドインフラストラクチャ全体でAI開発をサポートする柔軟性をもたらしていく」と述べている。