新型コロナウイルスの対策本部会議を受けて福田富一知事は17日、臨時会見を開き、県内も新型コロナの流行の「第8波」に入っているとした上で、インフルエンザとの同時流行に備える「注意報」を出しました。

新型コロナの一日あたりの新規感染者数は連日1000人を超え、病床使用率も40%を超えるなど、いずれも増加傾向となっています。

警戒度は5段階中真ん中のレベル2「警戒を強化すべきレベル」を維持し、オミクロン株に対応したワクチンの接種を促進するほか、入院や外来医療の提供体制を強化します。

休止していた安足と県南の臨時医療施設を11月21日から再開するとともに、12月1日から医療機関の病床数を増やし県内全体で664床を確保します。

一方、新型コロナとインフルエンザの同時流行の備えとして、発熱外来の強化を図ります。

県はピーク時に一日1万3500人の患者が発生すると見込んでいて、診療や検査ができる医療機関を増やすとともに、医療機関に診療時間を増やすよう協力を依頼して対応に当たるとしています。

発熱外来のひっ迫が見込まれる場合は「警報」を出して、さらなる感染対策の徹底を呼びかけるとしています。