2023年8月の開業に向けて宇都宮市と芳賀町が整備を進める次世代型路面電車「LRT」、通称「ライトライン」の車両が17日、初めて車両基地から本線に入りました。

ライトラインはJR宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地までの約15キロの区間を走り、23年8月の開業を目指しています。

本線上での初めての試運転を迎えた17日、ライトラインの車両基地から平石停留場までの約200メートルの区間で入線試験を行いました。

3両編成の車両は基地を出発すると、歩く速さと同じくらいの時速約5キロで走行。宇都宮市の佐藤栄一市長や芳賀町の見目匡町長などが見守る中、ライトレールの社員が機械の動作や停留場と車両の距離などを確認しました。

17、18日は夜9時から翌日未明にかけて道路と軌道の併用区間での試運転を行うということで、市は付近を通行する際は十分に注意するよう呼びかけています。