宇都宮地方気象台は日光市内に設置していた地域の気温などを観測するシステム「アメダス」の観測所を「今市」から「日光東町」に移転し、16日から運用を開始しました。

気象庁のアメダスは降水量や気温、風速や風向きなどを自動的に観測するシステムです。新しく運用が始まったのは、日光市稲荷町に移転した「日光東町」観測所です。これまで「今市」観測所があった日光市瀬川の施設が工事で使えなくなるため移設されたもので、16日は「今市」観測所から運ばれてきた機器の移転作業が行われました。

「日光東町」観測所は、これまでより150メートルほど高い場所で水害の恐れも低く、電源や通信設備が整っていることから選ばれました。

また、これまでの観測所より6.8キロほど西側に位置し、世界遺産の日光二社一寺などの観光地に近くなりました。

観光関係者からは観光地の気象状況が反映される、と歓迎する声が上がっています。