家族や近隣の人との関わりが希薄で社会から孤立した状態で亡くなる「孤立死」を防ごうという栃木県の事業に、新たに宇都宮市の企業が加わることになり、16日に締結式が行われました。

協定を締結したのは、宇都宮市の保険代理業「ライフガードマネジメント」です。上久保隆一社長と県が協定書にサインを交わしました。

核家族化や地域の人のつながりの希薄などで孤立死が増えることを防ごうと、県は2012年から見守り事業をはじめ、協定を締結した県内25の企業と連携を図っています。

1993年創業のライフガードマネジメントは保険を通じて10年、20年と付き合いが長い顧客が多く、これまでも訪問した一人暮らしの家で、やかんに火がかけっ放しだったケースに対応したことがあったといいます。

県保健福祉部の仲山信之部長は「地域に密着した企業の協力は非常に心強い」と話しました。