女優の寺島しのぶが、きょう5日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『マツコ会議』(毎週土曜23:00〜)に出演する。

マツコ・デラックス(左)と寺島しのぶ&眞秀くん親子=日本テレビ提供

今回が初共演となるマツコ・デラックスと寺島は同い年。早速中継を結ぶと、寺島は「だいぶ前からお会いしたかった」と興奮する。マツコと共通の知人を介して面会を試みるも、かなわなかったのだそうで、マツコは「アタシ、ほんとに家から出ないの」と謝る。

父が人間国宝の7代目尾上菊五郎という歌舞伎一家に生まれた寺島。28歳で映画デビューし、30歳で映画初主演。日本アカデミー賞やベルリン国際映画祭など、その強烈な女優魂が、国内外で評価される。寺島はよく映画のラブシーンについて「大変じゃないですか?」と聞かれることが多いそうで、「全然大変じゃないんですよ。女であることの最大級の見せるところ」「男に対するリベンジでもあるような感覚にもなる」と語る。すると、マツコも「男の人が喜ぶ濡れ場やるんじゃなくて、女が生きるってことを、濡れ場を通して表現している」と寺島の想いを熱弁。「本当に稀有な女優さんの一人」と絶賛する。

プライベートでは38歳でフランス人アートディレクターのローラン・グナシアさんと結婚。39歳で長男の眞秀(まほろ)くんを出産。その多忙な日々に戸惑いもあるようで、寺島は「50歳にさしかかったこの時期、何かわからないけど不安になる、大丈夫かな?」という。すると、同い年のマツコも同じように感じていたようで、「強靭な精神ですべてをなぎ倒して生きてるって思われがちだと…。ごくごく(私たち)普通の人間です」「弱くなったんじゃなくて、弱さを見せられるようになった」とお互いの想いを吐露する。

そして今回は眞秀くんも登場。マツコは「かわいいねー!! よくできた顔!」とベタ褒めで、「何か、新しい風を吹かせそうよね。歌舞伎界に」と期待を語る。