Facebookは新型コロナウイルスのワクチンに関する誤情報や陰謀論を削除する取り組みを行っています。しかし実際のところ、いまだに反ワクチン活動家はFacebookに残り続けています。これは活動家が絵文字を用いて直接的な表現を隠しているためのようです。

Emoji Help Anti-Vaccine Posts Avoid Moderation on Facebook - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2022-10-19/emoji-help-anti-vaccine-posts-avoid-moderation-on-facebook

Anti-vaccine groups avoid Facebook bans by using emojis | Ars Technica

https://arstechnica.com/tech-policy/2022/10/anti-vaccine-groups-avoid-facebook-bans-by-using-emojis/



Bloombergによれば、Facebookにはワクチン接種後に亡くなった愛する人を悼む「突然死」など、6つの反ワクチン活動家のグループがあり、グループ内部では「🍔から5分後にアナフィラキシーショックに陥った」「🍑を使いすぎたから」など、ワクチン接種を食べ物を用いて表現しているとのこと。

グループのほとんどは2021年になってから出現したもので、反ワクチン関連コンテンツの隆盛に合わせて誕生したものとみられています。

Facebookは「新型コロナウイルス感染症の誤情報に関するポリシー」に反したとして、過去に2700万件以上のコンテンツを削除していますが、絵文字を用いたコンテンツの削除ができているかどうかについては明らかにしていません。

絵文字を用いてモデレーションを回避するのは反ワクチン活動グループによるものが初ではなく、以前は人種差別的なメッセージを隠すのに用いられていたとのことです。