Windows 11 バージョン22H2(以下、22H2)では、スタートメニューにピン留めしたアイコンのフォルダー化が復活している。ご承知のとおり、タイルを採用したWindows 10はタイルを重ね合わせるとフォルダーを作成できたが、22H2の機能も同様だ。

今回はMicrosoft Word(以下、Word)とMicrosoft Excel(以下、Excel)のフォルダーを作成する。まずはExcelのアイコンをドラッグ

そのままWordのアイコンに重ね合わせると、フォルダーを示すアイコンに切り替える。この状態でドロップする

WordとExcelを含む新たなフォルダーが作成できた

名称が「フォルダー」では味気ない。フォルダーをクリック/タップで開き、「名前の編集」をクリック/タップする

任意の名称(図では「Office」)を入力し、「Enter」キーを押す

フォルダーの名称変更が完了した

ご覧のように基本的な操作方法もWindows 11と同じ。では、本機能が便利か否かと問われると、首をかしげざるを得ない。インストールしたすべてのアプリが、スタートメニューにピン留めされるのであれば有用だ。

だが、Windows 10/11のスタートメニューは好みのアプリをピン留めする場。起動までに“フォルダーを開く”操作が増えてしまう。見栄えのよさと使い勝手はトレードオフだ。なお、フォルダーを解除する場合は以下のとおり。

フォルダーを開き、内容をスタートメニューにドラッグ&ドロップする

フォルダーの中身が一つの場合、フォルダー状態が解除される

今回用いた図はすべて筆者のメインPCのものだが、改めて見るとゲームタイトルが多い……。それこそフォルダー機能で整理した方がいいかもしれない。

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら