新規上場に伴い調達予定の5億6520万元(約113億円)は、約35%の2億元を安徽省寧国市の食品生産拠点建設プロジェクトに、約21%の1億2000万元を重慶市栄昌区の食品生産拠点建設プロジェクトに、約14%の8022万元を貯蔵拠点建設プロジェクトに、約7%の4000万元を研究開発テストセンター建設プロジェクトに、約8%の4498万元を情報センター建設プロジェクトに、約14%の8000万元をブランドづくり・市場PRプロジェクトに用いる。
 
 上海科創板に上場した中信科移動通信技術(688387/上海)は公開価格6.05元に対して初値が11.07%低い5.38元だった。終値は同3.31%安の5.85元だった。
 
 同社は1998年設立に武漢虹信通信技術有限責任公司として設立し、2020年に国有企業の中国信息通信科技集団傘下に入って中信科移動通信技術有限公司となり、21年に株式会社した。移動通信の国際規格制定、重要技術の開発および産業化を手掛け、大手通信プロバイダーなどに移動通信ネットワーク設備の提供、移動通信技術サービスの提供を主業務としている。21年12月期の売上高は56億6555万元(前期比25.15%増)、純損益は11億7421万元の赤字(同32.91%の損失減)。22年1〜6月期の売上高は26億4580万元(前期比81.62%増)、純損益は1億8446万元の赤字(前期比70.95%の損失減)。

 新規上場に伴い調達予定の40億元(約800億円)は、約57%の22億8021万元を5G無線システム製品・技術改良研究プロジェクトに、約10%の4億1964万元を商用5Gネットワーク・スマートアプリケーション研究開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)