【me and you】初の書籍『わたしとあなた 小さな光のための対話集』が完成
「ミーアンドユー(me and you)」は9月15日、初の書籍『わたしとあなた 小さな光のための対話集』の一部書店での販売を開始しました。
個人的な想いや違和感を無かったことにせず、社会の構造にも目を向けながら、ともに生きていける関係性や場所について考えた一冊となっています。
■「i meet you」より、内外で活動する13名との対話を収録
「me and you」では、2022年2月よりメディア・コミュニティ『me and you little magazine & club』を立ち上げました。
この場所を耕すために考えを深めたいことを「6つの灯火」として掲げ、その内容を対話の形で掘り下げていく「i meet you」シリーズをつくっています。
今回の書籍『わたしとあなた 小さな光のための対話集』には「i meet you」のなかから、次の13名との対話を収録しています。
・清水晶子さん(東京大学大学院総合文化研究科教授)
・秋田祥さん(ノーマルスクリーン主宰)
・伊藤絵美さん(公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士、洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長)
・武田砂鉄さん(ライター)
・ドミニク・チェンさん(博士/学際情報学)
・小林エリカさん(作家・マンガ家)
・穂村弘さん(歌人)
・竹田ダニエルさん(ライター)
・ブライアン・ヒューさん(ライター・編集者・翻訳者・活動家・DJ・『New Bloom』創設者)
・ソン・スンリエンさん(「女書店」取締役会長)
・ジェイ・リンさん(『GagaOOLala』『Portico Media』創設者兼最高経営責任者)
・バイロン・デュヴェルさん(ミュージシャン、『Queer Trash Taiwan』創設者)
・イ・ランさん(マルチ・アーティスト)
他にも、「me and you」の野村由芽・竹中万季両氏が新しい場所の立ち上げに込めた思いを綴ったコラムや、13名と「me and you」による作品案内などを掲載しています。
■フェミニズムやクィアの表象、メンタルヘルス、マチズモ、戦争、差別……
同書の刊行に寄せて、「me and you」は以下のようにコメントしています。
『わたしとあなた 小さな光のための対話集』は、一人ひとり異なる「わたしとあなた」が、個人的な想いや違和感をなかったことにせず、社会の構造にも目を向けながら、ともに生きていける関係性や場所について考えた一冊です。
フェミニズムやクィアの表象、メンタルヘルス、マチズモ、戦争、差別……といったテーマをはじめとして、それぞれの分野で研究や発信をおこなっている日本、台湾、韓国、アメリカを拠点に活動している方々との対話を収録しています。
どのテーマも、歴史において複雑に絡み合った構造のなかにあり、時には自分ひとりの力でなにができるのか、立ち止まってしまうような場面もあるかもしれません。
それでも、「me and you」が大切にしたいと考えている「個人と個人の対話」や「“わたし”と“あなた”という小さな主語」を立脚点とし、自分たちを含め、一人ひとりが自分の内側にもっている感情や経験を振り返りながら、個人的な想いをなかったことにしないまま、どう社会の構造と向き合い、関わっていくのかということについて、迷い、悩みながらも前身していくための光を見つけるような一冊になることを願っています。
■『わたしとあなた 小さな光のための対話集』概要
2022年8月20日 第1刷発行
編集:me and you(野村由芽・竹中万季)
発行:me and you
ブックデザイン:脇田あすか+小倉有加里
編集協力:羽佐田瑶子
校正:鴎来堂
印刷・製本:藤原印刷
価格:3,850円
ISBN:978-4-9912677-0-3 C0095
サイズ:本文120mm×188mm チリ2mmずつ=122mm×192mm 背幅約25mm
ページ数:372ページ
※わたしとあなた、対話をテーマにした2本の栞。組み合わせは2パターンあります。
(エボル)