20代で“本気の婚活”をする女性の実態を、あなたは知っているだろうか?

東カレ読者から「20代女子の婚活事情」を募集したところ、生々しい体験談が続々と集まった。

彼女たちの中には「結婚適齢期が近づいてきたから」といった、安易な理由で婚活をする人などいない。

平均初婚年齢が30歳近い昨今でも、U-29のうちに“特別なひとり”を見つけようと、婚活というサバイバルに果敢に挑んでいる。

焦る気持ちを笑顔の裏に隠し、令和の時代をたくましく生き抜く、婚活女子のリアルな姿を覗いてみよう。

▶前回:交際開始直後の32歳彼氏が、マッチングアプリを続けていた。男から飛び出した、まさかの言い訳は




【今週の婚活女子】

名前:リカ(仮名)
年齢:24歳
職種:公務員
婚活歴:2〜3年

学生時代から婚活を始めていたというリカさん。ついに結婚を考えられる人と出会えたはずが、まさかの三角関係に…。

2つの恋に揺れる彼女がどんな選択をしたのか、詳しく聞いてみよう。

リカさん:両親の結婚が遅かったこともあってか、私自身は早めに結婚して安定したいと思っていたんです。そこで大学4年生の頃に、婚活を始めました。

2つ掛け持ちでアプリに登録し、これまで4種類のアプリを利用しましたね。そうして6〜7人の方にお会いし、ついに素敵な方と出会えたんです!

東カレ編集部:お相手はどんな男性だったんですか?

リカさん:彼は、当時大学生だった私と同い年の22歳。名門私立中高を卒業し、一橋大の経済学部に通っていました。そして4月からは、大手素材メーカーに入社するのが決まっていましたね。

経歴も申し分ないですし、話すと楽しくて次第にお付き合いに発展しました。

東カレ編集部:素敵な方に出会えたのですね。その後、彼とはどうですか?

リカさん:順調にお付き合いを続けていたんですが…。就職を機に、徐々に彼の“ある一面”が見えてきてしまったんです。


東カレ編集部:付き合いだしてから、何が判明してしまったのでしょうか?

リカさん:以前は優しくて、私のことを大切にしてくれていたのですが…。就職後、余裕がなくなったせいか、自分のことしか考えていない言動が増えたんです。

一緒にいても長い時間寝ていたり、スマホをずっと見ていたりして。一緒に歩いていてもスタスタ1人で先に行ってしまって、置いていかれたりもしました。

私が、残業やパワハラ上司に落ち込んでいたりしても「公務員は大変やなぁ」と冷たく突き放してきて。そういったことが重なり、将来を考えるうえで不安が増していきました。

東カレ編集部:ツラい時期にその対応は、将来が不安になりますね。

リカさん:そうなんです。それで彼への気持ちが徐々に薄れてきた時期に、以前アプリで知り合ったKさんという方から連絡があって。

ほんの出来心で、彼氏がいることを内緒にしてKさんと会ってしまいました。




東カレ編集部:恋人がいるのを黙っていたということは、すでにKさんへ好意があったということでしょうか。

リカさん:いえ…。最初は「ただの気分転換」くらいに考えていたので、Kさんにも彼氏にも、何か言う必要はないかなと思っていました。

しかし、サッカー観戦という共通の趣味で話が弾んで。さらに気遣いができて努力家なKさんに、徐々に気持ちが動いていってしまいました。

そのまま彼氏とお別れして、Kさんと付き合おうかと考えていた矢先、なんと2人が同じ学部出身の同級生だと判明したんです…!

東カレ編集部:彼同士が知り合いの状態で、三角関係になってしまったんですね。その後、どうなったのでしょうか?

リカさん:このまま彼と付き合い続けていくなら、Kさんとのことは話さず、墓場まで持っていこうと考えていました。

しかしKさんとデートしていたことがバレてしまって。結局、彼氏とは距離を置くことになりました。

彼は普段から、私のスマホを夜中にコソコソ見ているようだったので、何かしら証拠を掴んだんでしょうね。




東カレ編集部:彼もずっと不安だったんでしょうね…。早い段階で、話し合いが必要だったのかもしれません。

リカさん:そうですね。結局、彼とはお別れすることになって。私のことをちゃんと好きでいてくれたので、最低なことをしたなと思います。

しばらくは元カレのことが頭をよぎる日々が続きましたが、お別れしてから5ヶ月後に再会する機会があって。

気持ちが揺らいでしまわないか不安でしたが、実際会ってみると気持ちの整理がつき、前向きな気持ちでお別れできましたね。

東カレ編集部:お互いに「これで良かったんだ」と納得できるお別れができたんですね。

リカさん:はい。それから1年経ち、Kさんとデートを続けて、ようやくお付き合いに至りました。前回の反省を生かし、内面を良く知ってから交際をスタートさせたくて。

そして早い段階から結婚を意識してほしいと思い、ときおりその話題を出して、さりげなく意識させるようにしています。

例えば友人の結婚式に参加したときに、流れで「何歳くらいで結婚したいとかある?」と聞いてみたり。

東カレ編集部:会話の中から、結婚への考え方を少しずつ探っていくということですね。それに対する彼の反応は、いかがでしたか?

リカさん:彼は「社会人4年目で安定してきたあたりかな」と。これに関しては私も同感でしたし、はぐらかしたりせず具体的に答えてくれたのは嬉しかったです。

理想の結婚相手について話をしたときも、正直私のことかなと思う内容で、照れましたが嬉しかったですね。


東カレ編集部:リカさんのお相手はどちらも同い年の方でしたが、年が近い男性とお付き合いをするコツなどはあるのでしょうか?

リカさん:そうですね…。コツとは違うかもしれませんが、初デートの“お会計”のときは、ちょっとした工夫をしています。

相手が全て払ってくれそうな場合でも、基本的にはお財布を出して「いくらでしたか?」と聞くようにしていますね。

あとは、嫌な雰囲気にならないようにしたくて。1,000円札をトランプのように持ち「好きな枚数取っていいよ」という手も使ったりします。




東カレ編集部:斬新な方法ですね…!そのとき、男性はどんな反応をしますか?

リカさん:だいたいは「1枚でいいよ」と言ってくれるので、割り勘になることは少ないですね。年が近い方とのアポが多いと、出費がかさんでしまうのでありがたいです。

東カレ編集部:学生時代から婚活をされていたからこそ、気づけたテクなのでしょうね。面白いです!

リカさん:あとは年齢に関係なく“アピールの強弱”は大切だと思います。これまで、意中の男性にグイグイ行き過ぎて何度か失敗した経験があり…。

あまりにも積極的すぎると相手から引かれてしまうので、好意があることはさりげなく伝えつつ、適度な距離感を保つ“さじ加減”が必要だと学びましたね。




東カレ編集部:適度な距離感、大事ですね。最後にこれまでの経験を通して、婚活女子に伝えたいことはありますか?

リカさん:「素敵な人と結婚したいな」と思ったら、自分から行動するしかないと思います。理想の相手像ばかり思い浮かべて待つだけでは、出会うことはできないですよね。

今は効率よく相手を探せるアプリも充実していますし、友人からの紹介とか、婚活イベントなどもあるので。自分に合う手段で活動していけば、出会いの幅が広がると思います。



同時期に2人の男性の間で揺れたリカさん。

様々な出来事があったものの、なんとか結婚を考えられる男性とお付き合いできたのは、学生時代から諦めずに婚活を続けてきたからこそ。

出会いに悩むそこのあなたも、様々な手段を試して自分に合う婚活スタイルを見つけ出してみてほしい。

▶前回:交際開始直後の32歳彼氏が、マッチングアプリを続けていた。男から飛び出した、まさかの言い訳は

▶1話目はこちら:婚活歴4年、25歳でゴールイン!その緻密な戦略と妥協ポイントとは

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