ミラン戦でも躍動した photo/Getty Images

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セリエA初挑戦ながら、今季すでに公式戦4ゴール2アシストと大きなインパクトを残しているナポリのFWクヴィチャ・クワラツヘリア。勝ち点14で並ぶ王者ミランとの大一番でも、彼のドリブルが試合の均衡を破った。
 
クワラツヘリアは今夏にディナモ・バトゥミからナポリへとやってきたジョージア代表の21歳。契約満了でチームを去ったFWロレンツォ・インシーニェの後釜として、ナポリの左ウイングを務めている。
 
彼のドリブルやシュートはすでにナポリの大きな武器となっており、その活躍はクラブレジェンドのディエゴ・マラドーナ氏になぞらえて“クワラドーナ”という愛称がつくほど。この1ヵ月で彼の名前は世界中に広まり、8月のセリエA最優秀選手にも選ばれた。
 
今回のミラン戦でも左WGとして先発出場を果たしたクワラツへリアは、決定的な仕事をやってのけている。55分、得意のドリブルで左サイドからボックス内へ侵入すると、対峙したDFセルジーニョ・デストに足をかけられ、PKをゲット。FWマッテオ・ポリターノが落ち着いてこれを決め、ナポリが先制に成功した。
 
その後は、FWオリヴィエ・ジルーのゴールで同点に追いつかれたものの、途中出場のFWジョバンニ・シメオネがヘディングで勝ち越しゴールを決め、ナポリが1-2で勝利。先に試合を終えていたアタランタと再び勝ち点で並び、得失点差の関係でナポリがリーグ首位に立っている。
 
ゴールやアシストを記録することはなかったが、ミラン相手にも大きな脅威となったクワラツヘリア。このままチームを牽引し、ナポリを悲願のリーグ優勝に導くことが期待される。