HYPERは8月15日(米国時間)、モバイルバッテリー「HYPERJUICE 245W USB-C Battery Pack」とUSB充電器「HYPERJUICE 245W GaN Desktop Charger」の一般販売開始を発表した。同社はIndiegogoでのクラウドファンディング・キャンペーンで販売を開始。同社が世界初であるとする"合計245W出力"で注目を集め、5,000人を超える支援者から120万ドル以上の調達に成功し、一般販売開始につなげた。日本ではロア・インターナショナルが、6月にクラウドファンディングサイトMakuakeで先行販売を開始し、キャンペーンを成功させている。

HYPERJUICE 245W USB-C Battery Pack

HYPERJUICE 245W USB-C Battery Packは、Power Delivery(PD) 3.0対応のUSB Type-Cポートを4つ装備し、そのうちの2つは最大100Wの出力が可能。残りの2つは最大65W出力。例えば、MacBook Pro(96W)を2台、iPad Pro(30W)、iPhone(20W)を同時に充電することが可能。QuickCharge 4.0+、PPS(Programmable Power Supply)をサポート。モバイルバッテリー充電中のパススルー給電にも対応する。有機ELディスプレイを備え、バッテリー残量や各ポートの出力などを確認できる。

内蔵バッテリーは100Wh/27000mAhのリチウムイオン電池。サイズはW191×D81×H28mm、重量は約765g。窒化ガリウム(GaN)を採用することで、合計245Wのパワフルなモバイルバッテリーを携帯しやすいコンパクトなサイズにまとめた。価格は249.99USドル。

HYPERJUICE 245W GaN Charger

HYPERJUICE 245W GaN Chargerは、USB Type-Cポートを4つ備え、合計245W、各ポートが最大100WまでのPower Delivery 3.0出力に対応する。QuickCharge 4.0+、PPSにも対応する。入力はAC100-240V。GaNを採用して、W105×D100×H32mmのコンパクトなサイズを実現。重量は582g。価格は149.99USドル。

HYPERJUICE 245Wシリーズは、過電流、過電圧、過熱、ショートを防止する独自の保護回路を搭載。コンパクトさと放熱効率を両立できるように複数の溝を入れたデザインを採用。HYPERJUICE 245W USB-C Battery Packの外装にアルミニウムを用い、HYPERJUICE 245W GaN Chargerの内部にブラス素材の放熱板を組み込んでいる。