2020年の凱旋門賞を制したソットサス(提供:Racingfotos.com)

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 現地時間14日、フランスで行われているアルカナ社主宰の『ドーヴィル1歳セール』最終日に、父Siyouni、母Starlet's Sisterの良血馬が登場(上場番号154番)。日本の矢作芳人調教師によって、同セール最高額となる210万ユーロ(約2億8762万円)で落札された。米競馬メディア『サラブレッド・デイリー・ニュース(TDN)』が報じている。

 同馬の全兄は2020年の凱旋門賞(仏G1)などG1を3勝したソットサス(Sottsass)。父Siyouniはソットサスの他、昨年の欧州年度代表馬セントマークスバシリカ(St Mark's Basilica)や2018年の仏オークスなどG1を6勝した名牝ローレンス(Laurens)などを送り出している。

 また、2014年産の半姉シスターチャーリー(Sistercharlie)は、2018年7月から2019年10月にかけて米G1を6連勝するなど活躍し、2018年の米国芝牝馬チャンピオンを受賞した名牝。加えて、ラヴズオンリーユーが優勝した昨年のBCフィリー&メアターフの2着馬マイシスターナット(My Sister Nat)も半姉にあたる。

 矢作調教師は、落札馬のきょうだいであるソットサスやマイシスターナットについて言及するとともに「とても良い血統で、よくできた1歳馬です」とコメントした。