九州電力は8月1日、全国の特別高圧・高圧受電の事業者の自家用構内ケーブル(3㎸以上)を対象に、部分放電のオンライン遠隔診断サービス「PDLOOK(パドルック)」の提供を開始した。

"部分放電"(Partial Discharge)と"見る"(LOOK)を組み合わせたサービス名称を持つ「PDLOOK」は、ケーブル接地線に取り付けたセンサで信号を取得し、検出装置で異常信号とノイズ信号に識別。LTE回線でクラウドに送信し、AIやIoTを用いた同社独自の診断技術を用いて異常信号を解析することで、機器の故障や火災の可能性を高める「部分放電」の不定期な発生を監視。従来、困難であった事業活動を止めない「無停電診断」や経年劣化情報の統計的な管理を提供する「トレンド監視」などを特長に、自家用構内ケーブルの経年劣化による停電事故防止等に寄与するサービスとなる。

サービス概念図(同社資料より)