昨年10月にオープンクラス入りを果たしたメロディーレーン(C)netkeiba.com

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 前走の宝塚記念(GI)で13着だったメロディーレーン(牝6、栗東・森田直行厩舎)は、9月4日に札幌競馬場で行われる丹頂S(3歳上・OP・芝2600m)へ向かう。

 メロディーレーンは父オルフェーヴル、母メーヴェ、母の父Motivator。半弟に昨年の菊花賞および今年の天皇賞・春、宝塚記念とGIを3勝したタイトルホルダーがいる血統。

 2018年10月に京都競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。このときの馬体重は336kgで、JRAにおける最低馬体重出走記録となった。翌2019年3月には馬体重330kgで小倉競馬場の3歳未勝利戦に出走し、自身の記録を塗り替えている。キャリア10戦目、馬体重340kgで出走した未勝利戦で初勝利。1972年にジャンヌダルクが記録したJRA最小馬体重勝利記録を47年ぶりに更新した。

 芝2400m以上の長距離戦を主戦場とし、3歳時の9月に阪神芝2600mを勝ち上がった際の勝ち時計は日本レコード。追加登録料を支払い、3歳クラシック最終戦である菊花賞(GI)にも挑戦。その後は天皇賞・春(GI)などたびたび大舞台に顔を出し、キャリアを重ねている。昨年10月、半弟タイトルホルダーが菊花賞を制した翌週、姉である自身も古都S(3勝クラス)を制してオープンクラス入りを果たした。通算成績は29戦4勝。