28日、阪神戦で好投したDeNA・大貫投手と嶺井捕手[写真=萩原孝弘]

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◆ 球速は関係なし「遅くても速くても」

 DeNAは先発の大貫晋一が阪神打線を相手に7回4安打2失点(自責点1)と好投し今季5勝目。チームを4試合ぶりの勝利に導いた。

 大貫は立ち上がりに味方のエラーも絡んで2点を失ったものの、尻上がりの投球で阪神打線を料理。4回以降は打者13人に死球1つのみのノーヒットピッチングを展開した。

 28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄さんは、大貫の投球について「序盤3回までは変化球に頼りすぎている印象があったんですけど、4回以降はストレートありきの変化球という組み立てに切り替えた。これが良かったんじゃないか」と、試合中に変化していった配球の変化に注目。

 「インタビューでは嶺井捕手のサイン通りに投げましたと言っていましたけど、4回以降は結構首を振ってストレートを投げていたと思う」と投球を振り返り、「(球速が)遅くても速くてもストレートをしっかり投げるのが一番大事だと思いましたね」と、この日の大貫の投球を通して“真っ直ぐ”が投手の基本となることを説いていた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』