ジャパンマテリアルは6月21日、台湾VNS製のマルチディスプレイコントローラーを発表した。4K映像を最大4つの画面に分割して表示できる。2画面出力モデル「GeoBox G902」と4画面出力モデル「GeoBox G904」を用意。ともに6月22日より発売する。価格は「GeoBox G902」が260,000円、「GeoBox G904」が380,000円。

4K映像を最大4画面に分割して表示できる台湾VNS製のディスプレイコントローラー

4K/60Pの映像を複数のHDMI対応ディスプレイに表示するためのディスプレイコントローラー。入力解像度は最大8K2K(7,680×2,160ドット/30Hz)に対応する。機能面では、映像ソースの複数画面への分割表示、映像ソースを縦横最大15分割して任意の部分のみを表示する機能、出力先映像の回転/反転(左右、上下、左右+上下)/拡大/縮小などが可能だ。

1つの映像ソースを複数のHDMI対応ディスプレイに分割して表示できる

ディスプレイを縦置きにしての表示にも対応

入力映像を重ねて表示するピクチャーインピクチャー、2つの映像を上下/左右に並べて表示するピクチャーアウトサイドピクチャーなどもサポート。これらの出力パターンは最大10通りを記憶可能。毎回設定を行うことなく、使いたい時に呼び出してすぐに使用できる。

制御用インタフェースとして、RS-232C×1基、3.5mm IR×1基、有線LAN×1基、USB×1基を備え、専用アプリ「GCT」(GeoBox Control Tool)からは、PCからUSB、またはネットワーク経由で本体の設定、設定値の保存/呼出、リブート/IN/OUTのリアルタイムステータス監視、ファームウェアアップデートが行える。

「GeoBox G902」の映像入力インタフェースはHDMI 2.0×5、映像出力インタフェースはHDMI 2.0×2。パススルー出力用のHDMIループアウト端子×1基も備える。本体サイズはW330×D40×H162mm、重さは1.45kg。

「GeoBox G904」の映像入力インタフェースはHDMI 2.0×10、映像出力インタフェースはHDMI 2.0×4。パススルー出力用のHDMIループアウト端子×2基も備える。本体サイズはW440×D58×H162mm、重さは2.41kg。