5馬身差の圧勝で仏ダービーを制したヴァデニ(写真提供:Racingfotos)

写真拡大

 現地時間5日、フランスのシャンティイ競馬場で行われた仏ダービー(ジョッキークラブ賞、3歳牡牝・芝2100m・15頭立て)が行われた。

 出走馬15頭がスムーズに隊列を作り、最終直線で馬群が凝縮。外目を追走していた3番人気ヴァデニ(Vadeni、牡3、C.スミヨン騎手)が鋭く抜け出し、後続に5馬身差をつける圧勝でタイトルを手にした。勝ち時計は2分6秒65(重)。

 2着には昨年の2歳仏G1・クリテリウムドサンクルーの覇者エルボデゴン(牡3、I.メンディザバル騎手)が入線。人気の中心だった仏2000ギニー覇者モダンゲームズ(牡3、W.ビュイック騎手)は二冠達成ならず3着。キズナ産駒のユズナ(牡3、O.ペリエ騎手)はシンガリ15着での入線となった。

 ヴァデニは父Churchill、母Vaderana、母の父Monsun。フランスのJC.ルジェ厩舎の管理馬。

 前走はシャンティイ競馬場で行われたギシュ賞(仏G3)を勝利しており、今回がG1初挑戦だった。父Churchillは2017年の英・愛2000ギニーなどG1・4勝の実績があり、種牡馬として初年度産駒からダービー馬を送り出す結果となった。