交代を告げられるパドレスのダルビッシュ有【写真:AP】

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ダルビッシュが2回9失点KO、被弾シーンを敵軍公開

 米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手が12日(日本時間13日)、敵地ジャイアンツ戦に先発し、2回途中9失点でKOされた。大量失点した様子を敵軍が公開。前回登板から別人のような投球内容に対し、米記者は「そこはまるで事件現場のようだった」と悲鳴を上げた。

 ダルビッシュは初回先頭打者に右前打を許すと、続くブランドン・ベルトに左中間へ2ランを浴びた。その後の2四球3安打など打者一巡の猛攻を受け、打者10人に6失点。2回も乱調が続き、自己最短の1回2/3、8安打9失点3四死球だった。

 お祭り騒ぎのジャイアンツは公式ツイッターに大量得点の動画を公開。米記者もツイッターで炎上を報じた。米紙「ニューヨークポスト」のハワード・ベンダー記者は「夕食時にダルビッシュの今夜の投球を見ようとノートパソコンを開いたら、そこはまるで事件現場のようだった」と驚きをもって伝えている。

 米スポーツメディア「ザ・ビッグ・リード」のライアン・フィリップス記者は「マウンド上のダルビッシュは心地良くないように見えた」とツイート。米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のアンドリュー・バガリー記者は「ダルビッシュの本日の投球が終了。9失点を喫し、全てが自責点となった。ダルビッシュが8失点以上したのはキャリアで3回。10失点した2017年レンジャーズ戦、昨季9月13日のジャイアンツ戦、そして今回だ」とデータを紹介した。

 ダルビッシュは開幕投手だった7日(同8日)のダイヤモンドバックス戦では、6回無安打無失点と完璧な内容だった。

(THE ANSWER編集部)