男性の首に女が手を回す様子(画像は『LADbible 2022年4月2日付「Tourist Films The Moment A Woman Stole His Gold Chain As She Hugged Him」(Credit: Viral Press)』のスクリーンショット)

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先月29日夜、タイの首都バンコクのスクンビット通りで動画を撮影していた観光客が、突然ハグしてきた女に金のネックレスを奪われた。男性はのちにネックレスを盗まれたことに気付き警察に通報、当時の映像が拡散している。『LADbible』などが伝えた。

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被害に遭ったのはベルギーから観光に訪れていたフレデリック・デ・フリーゼさん(Frederik de Vreese、25)で、夜のバンコクの街中を撮影していた。

動画ではまず、マスクをした女がカメラに向かって話をしていたフレデリックさんに近づき、その腕をフレデリックさんの首に回している。

女はネックレスの留め具を探しているようで、その後「どこに行くの?」「あなたの部屋に行ってもいいわよ」などと囁きかけながら抱きしめている。

フレデリックさんは笑いながら上手くかわすも、女はそのわずか数秒の間にネックレスの留め具を外したようでそのまま立ち去っていく。

フレデリックさんはその後も笑顔でカメラを見つめ話を続けるが、ネックレスが消えていることに全く気付いていないようだ。

実はこのネックレス、フレデリックさんの祖父の物で約11万円(800ユーロ)の価値があるとみられており、フレデリックさんは「あの時はカメラが回っていたし、彼女を押しのけることはしなかった。でも約10分後、首のあたりが軽いことに気付いてね。撮影済みの動画を見て、スリの被害に遭ったことに気付いたんだ」と当時を振り返り、悔しそうにこう続けた。

「あれは我が家で代々受け継がれてきたネックレスだった。たくさんの思い出が詰まった愛着あるものだけに、こんなことになってかなり打ちのめされているよ。」

なおフレデリックさんは31日、ルンピニ地区の警察署に盗難届を出しており「あの女はギャングの一味だと思う。とても特徴のあるタトゥーをしていたから、女が捕まってくれることを願っているよ」と話している。

ちなみに同警察署はフレデリックさんと女は面識がなかったことはすでに確認しており、監視カメラの映像をもとに犯人の追跡、特定を急いでいる。

観光客に人気のバンコクでは「スリに注意」といった看板が英語と中国語で多数設置されているが、動画を見た人々は「あんなふうに迫ってこられたら、避けられないよね」「あれは女ではないと思う。背も高いしカツラだね」「休暇中は高価な物は身に着けないことだよ。自業自得」「10秒もかからずにネックレスを外している。プロだね」「これからタイにはたくさんの観光客に来て欲しいのに、警察はもっと取り締まりを強化すべき」「背中に大きなタトゥーがある。早く捕まって欲しい」といった声があがっている。

画像は『LADbible 2022年4月2日付「Tourist Films The Moment A Woman Stole His Gold Chain As She Hugged Him」(Credit: Viral Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)