長友佑都の後継者に浦和で大きく飛躍した左SBも 無尽蔵のスタミナで日本代表入りにも期待
昨季浦和レッズへ加入してDFからFWまで状況によってポジションを変えた明本考浩。今季はSBとしてレギュラー定着もあり得るだろうか。
デビュー戦となった昨シーズンのJ1第1節でのFC東京戦では、左サイドハーフを務めていた。その後は左SBで15試合、左サイドハーフで7試合、右サイドハーフで2試合、トップ下で1試合、1トップで4試合それぞれ先発出場を果たすなど、様々なポジションで存在感を示した。
そんな中で今季は左SBでスタメンを争っていた山中亮輔や宇賀神友弥といった選手たちが退団。大畑歩夢が新たにサガン鳥栖からチームに加わったが、リカルド・ロドリゲス監督のスタイルを熟知している明本に左SBを任せる可能性は十分にあるだろう。
明本は左SBで出場となれば、無尽蔵のスタミナを武器に積極的なプレッシングやカバーリングを行っている。坂元達裕など日本でもトップレベルの選手たちには振り切られるシーンもあったが、守備面でさらなる成長を遂げることができれば絶対的な左SBになることもできる。
そうなれば森保ジャパンでプレイする可能性も十分ある。左SBは現在も長友佑都が務めており、23歳の明本が左SBとして定着することで世代交代にもつながっていく。今回のFIFAワールドカップのアジア最終予選のメンバーには選ばれなかったが、2022年は浦和で左SBとしての地位を確立し、サムライブルーのユニフォームに身をまとう明本の姿も期待したい。