今週突如浮上したゼイン・マリクの暴力疑惑。エンタメサイト「TMZ」が関係者の証言を入手、ゼインがパートナーのジジ・ハディッドの母ヨランダ・ハディッドに暴力を振るったと報じた。現地時間10月28日(木)にゼインは声明を発表、報道を全面的に否定した。同時にTwitterでもメッセージを発表、パートナーの家族との間にトラブルがあったことは認めつつ「家族の中で解決すべき問題だ」と主張していた。Twitterではヨランダの名前は出さなかったが彼女のことを示唆していると見られていた。ゼインの声明とツイートの後、ジジの関係者からは「ジジとゼインはすでに別れている」という証言も飛び出した。

ゼインは「家族の中で解決すべき」とコメントしていたがすでにヨランダへの暴力行為で起訴されていたことが明らかになった。エンタメサイト「TMZ」が入手した裁判書類によると事件は9月29日、ゼインとジジが娘と一緒に暮らしているペンシルベニア州の農場で起きた。ヨランダもその近くに住んでいるがその日彼女はゼインとジジの家を訪れゼインと口論になった。書類には「ゼインはヨランダの体を掴み鏡台に向かって突き飛ばし、彼女に精神的身体的苦痛を負わせた」。また彼は「ヨランダを延々と侮辱し続けた」とも。「クソッタレのオランダの売女」と呼び「俺の娘に近づくな」と罵ったと詳細に記載されている。

またゼインはジジも罵倒。同サイトによるとジジはこのとき仕事のためパリにいたがゼインは電話で「俺の家ではお前のクソッタレの母親ではなく自分のパートナーの味方をする度胸を持ちやがれ」と怒鳴ったという。またその場にいたボディガードにもFワードを連発しながら「俺の家から出て行け」と喚き、挑発的な態度をとった。

ゼインはヨランダとジジ、ボディガードに対する嫌がらせ行為など4つの容疑で起訴され、今週その罪状認否で不抗争の答弁をした。不抗争の答弁とは有罪は認めないが起訴内容について争わないこと。刑の軽減や司法取引などを望み、「潔白ではあるが有罪な判決を受け入れる」と主張することを指す。ゼインは執行猶予付きの罰金刑を言い渡され、それぞれの罪に対して90日、合計360日の保護観察処分が付けられた。さらに怒りをコントロールするためのアンガーマネージメントの講座と家庭内暴力を治療するためのプログラムへの参加が義務付けられた。また今後ヨランダやボディガードに対して接触することはできない。半年後にすべての条件が満たされていれば裁判所は保護観察を終了すると見られている。

気になるのはゼインとジジの現在の関係。関係者は雑誌『ピープル』に「ゼインとジジはもう別れたが子育てには共に取り組んでいる。ジジは娘にとって一番いい行動を取ることを最優先している」。一方ゼインの関係者は「ゼインは素晴らしい父親だし、ジジもそう言っている。2人はケンカはしていない。今は2人で子育てするための方法を友好的に探している。ヨランダは自分には関係のない状況に立ち入っている」。これまでもくっついたり離れたりを繰り返してきたゼインとジジ。これからどのような展開を見せるのか、続報に注目したい。